ワインのお供に、さっぱりした鶏肉のオニオンレモンソース煮。

外食が続いた年末年始。温かい煮込み料理が食べたいけれど、野菜がたっぷり入った、白ワインにも合うような、さっぱりとした一品が食べたいな......と思いついたのが今回の料理です。 

軽く炒めたタマネギのスライス、表面に焼き色をつけたチキン、レモン、マッシュルームを厚手の鍋に重ねて、コトコト1時間煮込んでみました。

調味料は塩のみですが、優しい火加減でじっくり煮込むことで、チキンが柔らかくなるのはもちろん甘さが引き出されたトロトロのタマネギ、レモンの優しい酸味、レモンの皮のほろ苦さがアクセントになった、滋味に富んだソースが完成です。 

最小限の材料でシンプルに仕上げてみました。お好みでプルーンを入れたりクミンを入れてもおいしいです。

余った場合、冷凍保存できるのも気に入っています。良かったらぜひ。

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★チキンのシンプル煮・オニオンレモンソース★

【材料】4人分

鶏モモ肉 500g
 5g
タマネギ(中) 500g4ヶ分)
ニンニク 1
白ワイン 100ml
レモン 60g(半ケ分)
マッシュルーム 100g
セルフィーユまたはパセリ 適量

【作り方】

1. 塩を鶏肉全体にまぶし、ビニール袋に入れ、しっかり揉み込み塩を馴染ませる。空気を抜いてから冷蔵庫で一晩寝かせる。

2. 1(鶏肉)を冷蔵庫から取り出し常温に戻す。タマネギ、ニンニク、レモンを薄くスライスする。マッシュルームを半分に切っておく。セルフィーユをちぎっておく。

3. 厚手の鍋に小さじ1(分量外)のオリーブオイルをひき弱中火にする。鶏肉を皮目から入れ、皮の脂を溶かすイメージでじっくり火を入れていく。皮目に綺麗な焼き色がついたら、裏面も軽く火を通す(中まで火を通す必要なし)。鶏肉をバットに取り出す。鍋に出た脂をキッチンペーパーで拭き取る。

4. 3の鍋にスライスしたタマネギとニンニクをすべて入れ、油が全体に回る程度に軽く炒める(中火)。途中で白ワインを加え、木ベラで鍋底の旨味をこそぎ落としながら炒めていく。

5. 4のタマネギに鶏肉をのせ、レモン、マッシュルームの順で重ねていく。蓋をしてごく弱火で1時間煮込んでいく。

6. 味を見て、塩加減を調整する。

7. 皿に盛り付け、仕上げにセルフィーユをのせる。

【ポイント】

・鍋は、STAUB鍋のような厚手のものがおすすめです。鍋によっては、タマネギが焦げることがあるので、火加減を注意してみてください。水分が足りなくなったら、水を加えてください。

・お好みで、プルーンを入れたり、クミンなどを入れてもおいしいです。

・塩はお肉に対し1%計算してください。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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