FIGARO HOMME 彼との瞬間。 THE BOYZ ジュヨン、グッチのイマーシブな旅に魅せられて。

フィガロオム 2023.12.23

歴史を彩ってきたクリエイティビティとクラフトマンシップへオマージュを捧げるエキシビション『グッチ ビジョンズ』に世界を賑わす韓国のアイドルグループ、ドボイズのジュヨンが来場。ブランドのいまを形にした最新作に身を包む彼と一緒に、グッチが102年もの時をかけて紡いだ壮大な物語に触れてみて。

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"フローラ"ルームでは、アイコニックなフローラプリントを具現化したインスタレーションを展開。ブランドが誕生した地、フィレンツェのシンボルである百合をはじめ、水仙やポピーといった巨大な花々がフロア上に咲き誇る幻想的な世界が広がる。ニット¥187,000、パンツ¥187,000、ベルト¥64,900、シューズ¥137,500/以上グッチ(グッチ クライアントサービス)

ジュヨン(THE BOYZ)
1998年、韓国京畿道広州市生まれ。2017年、ボーイズグループTHE BOYZ(ドボイズ)のメンバーとしてアルバム『THE FIRST』でデビュー。チームではメインダンサーで日本語も担当。2023年11月には、3部作からなる韓国セカンドフルアルバム『PHANTASY』の第2弾をリリース。2024年2月3日&4日、ぴあアリーナ MMにて、ファンコンサートTHE BOYZ FAN CON 2024:ZENERATION-ENCORE IN JAPANを開催予定。theboyz.jp

ファッション、性格......ジュヨンが語る"ジュヨン"。

韓国のボーイズグループTHE BOYZ。韓国語読みに由来する"ドボイズ"の愛称で呼ばれる人気グループだが、11人のメンバーの中でメインダンサーを務めるジュヨンが来日。グッチ銀座のギャラリーで開催されているエキシビション『グッチ ビジョンズ』を訪れた。ステージやビジュアル撮影などさまざまな衣装を身に着ける機会があるジュヨンだが、普段からよく着用しているグッチはおなじみのブランドだ。

「グッチのエレガントな雰囲気が好きなんです。色彩にもオリジナリティがあふれていて美しい。とても魅力的なスタイルですよね。今日は、そんなブランドのビジョンがエキシビションとして展開されているというので楽しみにして来ました」

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テラスのフロアを飾るのは、アーティストのヴィットリオ・アッコルネロ・デ・テスタによって1966年に描かれたイラスト"フローラ"。自然界への愛の象徴と柔らかな色合いのボリュームコートが、陽の光の下で美しく調和する。コート¥605,000、ニット¥187,000、パンツ¥187,000、シューズ¥137,500/以上グッチ(グッチ クライアントサービス)

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グッチ ビジョンズは、102年にわたるグッチの歴史を展望するというコンセプトでフィレンツェにある本店で開催されたエキシビションだが、この度、2023年6月にグッチ銀座の上階層にオープンしたギャラリーにて開催が実現した。アイコニックなバッグやラゲージ、ウエアなどアーカイブから厳選されたアイテムが6つのイマーシブなエリアに展示され、ラグジュアリーブランドとして常に時代を切り開いてきたグッチの芸術性をさまざまな視点から表現している。180センチの長身とその端正なルックスからドボイズのビジュアル担当ともいわれるジュヨン。イマジネーションあふれる空間で新作を着こなす姿は息を呑むほどに美しい。

「ブランドの歴史に触れられる展示はもちろん、"フローラ"モチーフに彩られた屋上が気持ち良くて、とても好きな空間です」

ステージではデコラティブなデザインや身体にフィットする衣装が多い分、オフの時間にはラフなストリートスタイルやデニムのような着心地の良いアイテムを選ぶことが多いというが、それでもカッコよく見えることはもちろん重要だとか。

「激しい曲ではレザー、明るく楽しい曲ではシャツスタイルなど、ステージに立つ時に着る衣装を選ぶうえで一定の基準はあります。でも、カッコよく見せることが使命なので、アクセサリーも大事。アップで撮られる時はネックレスが目立つし、マイクを持つ手元のリングも大事ですね」

自身の魅力をどのように分析しているか聞くと、"ギャップ"という答えが。

「ルックスから最初はクールだったり、物静かな人だと思われることが多いんです。でもいたずらも好きだし、冗談もよく言う。見た目とはちょっと違う性格ですね」

ファンの間では天然ぶりも人気だ。

「そうなんです。抜けているところもあるので......これは自分で感じているというより、周囲の人から指摘されることが多いんですけどね。ちょっと恥ずかしいです(笑)」

メインダンサー、サブボーカルを務める彼は、同時にグループ内における"日本語担当"でもあるという。英語が堪能なことでも知られるが、日本語の発音も上手だ。

「日本語が好きで、自ら進んで日本語担当になりました。高校生の時から独学で勉強していて、いまも日本語の先生に教わっています。先生からおすすめされたキロロの曲は思い出深いですし、ミスターチルドレンをはじめ日本の音楽はよく聴きますよ」

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仕事もプライベートも、一日一日を大切に。

日本語を使う機会も多い。仕事とプライベートを合わせると、50回以上来日しているというから驚きだ。

「街をただフラッと歩くのも好きで。日本はみんな優しくて、親切なイメージがあります。街は韓国と似ているところもあるんですが、とにかく清潔できれい。特に照明の使い方が美しいと感じます。焼き肉は、韓国だと塩とかサムジャン(味噌)をつけるのが一般的ですが、日本にはタレがありますよね。とてもおいしくて大好きです」

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グッチのアイデンティティの根幹を成す4種の重要なハンドバッグが並ぶ"アイコンズ"ルーム。300を超えるバッグとミラーに囲まれた無限に続くかのような空間が映し出すのは、あふれるアイデアと芸術性だ。ジャケット¥451,000、ニット¥187,000、パンツ¥187,000、ベルト¥64,900、シューズ¥137,500/以上グッチ(グッチ クライアントサービス)

休みの日はバスケットボールをしたり友人と会って過ごすことがほとんどというが、まとまった休みがとれる時は旅行に出かける。

「最近は、弟と一緒にパリに。エッフェル塔が見えるところに泊まりたかったので、自分で探して予約したんです。テラス付きの素敵なホテルに泊まれて大満足でした」

一日一日に最善を尽くすことが信条のジュヨン。彼の目下の"ビジョン"は、ドームツアーの実現だ。その夢はそう遠くないはず!

現在書店に並んでいる12月20日発売フィガロジャポン最新号には、こちらの記事に未掲載のジュヨンのポートレートが2カット掲載されています。
最新号の購入はこちらから>>

『グッチ ビジョンズ』
東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座6-7F
開)~2024年春
営)11:00~20:00
※入場無料、予約不要
●問い合わせ先:
グッチ クライアントサービス
0120-99-2177(フリーダイヤル)

photography: Keita Goto (W) styling: Park Jungah, Park Yeri hair: Kim Jeong Hyun (Bit & Boot) makeup: Lee Jee Won (Bit & Boot) text: Atsuko Tatsuta (P139) editing: Kenichiro Tatewaki

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