ティファニー、手元で映えるブルーはコマドリの卵の色。

いいモノ語り 2021.02.24

時計とジュエリー、永遠のパートナーともなりうるこのふたつ。だからこそ、ブランドやそのモノの背景にあるストーリーに耳を傾けたい。いいモノこそ、いい物語があります。今回は、ティファニーのジュエリーの話をお届けします。

file : 027 
Tiffany & Co.
TIFFANY T

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上から、「ティファニー T ワイヤー ブレスレット」(18KWG×ターコイズ)¥270,000、「ティファニー T スクエア リング」(18KWG×ダイヤモンド×ターコイズ)¥260,000、「ティファニーT ワイヤー ブレスレット」(18KWG×ダイヤモンド×ターコイズ)¥395,000/以上ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)

誰もがひと目見てすぐにティファニーとわかる、あまりにも印象的な色。それは1845年から発行されているティファニーのカタログ、「ブルー ブック」の表紙を飾る色でもある。元はといえば、コマドリが産む空色の卵からとられたカラーだそう。可憐な声で歌うコマドリは愛を象徴する鳥で、人なつこいことから信頼をも意味する。そんなコマドリの卵の色を創業者チャールズ・ルイス・ティファニーが選んで以来、ティファニー ブルーもまた、愛や信頼のシンボルになっている。

新しく「ティファニー T」コレクションに加わったブレスレットやリングは、ティファニー ブルーを思わせる鮮やかな色彩がアクセント。ポイントはラッカーやエナメルではなく、ターコイズを使っていること。宝石をTの形にカットし、ホワイトゴールドの台座にはめこむ技法は、インレイと呼ばれるテクニック。シャープにカットされ、すき間のないよう正確にはめこまれたターコイズが、職人たちの高度な技を物語っている。

ほっそりとしてモダンなブレスレットは、何本か重ねづけしたり単品でつけたり、またはウォッチと一緒につけたりと、幅広いコーディネートで活躍。リングもさりげない存在感があり、飽きのこないシンプリシティでいつまでも楽しませてくれる。

何より、ターコイズが手元のアクセントになってくれることに注目。グラスを持つ時、髪をかき上げる時、頬づえをつく時など、日常の何気ないしぐさをティファニー ブルーが引き立ててくれるのだ。新しい「ティファニー T」コレクションは、手元で映えるマジカルな魅力を持っている。

*「フィガロジャポン」2020年2月号より抜粋

●問い合わせ先:
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
0120-488-712(フリーダイヤル)
www.tiffany.co.jp

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photo : SHINMEI (SEPT), stylisme : YUUKA MARUYAMA (MAKIURA OFFICE), texte : KEIKO HOMMA

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