チューダー名作時計「レンジャー」と、アウトドアへ!

いいモノ語り 2023.09.08

時計とジュエリー、永遠のパートナーともなりうるこのふたつ。だからこそ、ブランドやそのモノの背景にあるストーリーに耳を傾けたい。いいモノこそ、いい物語があります。今回は、チューダーの時計の話をお届けします。

file : 069 
TUDOR
RANGER

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無駄をそぎ落とし、シンプルな機能に徹して進化を遂げた新しい「レンジャー」。レトロな文字盤と、落ち着いた色合いのファブリックストラップが小粋な表情を演出。ウォッチ「レンジャー」(SS×ファブリックストラップ、φ39mm、自動巻き)¥374,000/チューダー(日本ロレックス / チューダー)


アウトドアにも連れていきたい、少し大きめのエブリデイウォッチ。

スイスの実力派ウォッチメゾン、チューダーが誇る人気コレクション「レンジャー」に待望の新作が登場。1929年に商標登録され、1960年代にいまのようなデザインになった名作「レンジャー」は、実用性の高さと時間の読み取りやすさ、そしてタフネスに集約して技術の粋を注ぎ込んだウォッチ。かつてメンバーたちがチューダーの自動巻き防水ウォッチを身に着けて極寒の地に向かったという、英国海軍の北グリーンランド遠征探検から昨年で70年を迎えたのを記念して「レンジャー」は再び世に送り出された。

新しくなった「レンジャー」は、オリジナル書体の3、6、9、12のアラビア数字、レンジャーならではの独特の形状の針など、古くから守られてきたデザインコードを守りつつも、自社製の高精度なムーブメントを搭載。ヴィンテージ感のあるウォッチに着け心地のよいファブリックストラップを組み合わせたモデルは、スタイリッシュな印象でデイリーに楽しめるのが特徴だ。

チューダーは1926年、ジュネーブでハンス・ウイルスドルフによって設立されたメゾン。ウイルスドルフはロレックスの創業者としても知られた時計史の著名人物でもある。そのため、初期のチューダーが製作した一部のレアモデルには、ロレックスの名前が施されている珍しいものも。これはメゾンが時計業界で自立するまで、事実上ロレックスがチューダー ウォッチの技術と美的クオリティを保証していたことを示している。

現代では、海軍のために開発されたダイバーズウォッチで世界的な人気を誇るチューダー。つまりミリタリー仕様の技術に長けたチューダーのウォッチは、驚くほどタフに作られているから、ちょっとハードに使い回しても気兼ねの要らない、最強クラスのエブリデイウォッチなのだともいえる。このモデルも100メートルの防水性があり、アウトドアでのバケーションを楽しむ日にもぴったり。

また「レンジャー」は直径39ミリで、やや大きめ。レディスウォッチの直径が大きくなりつつあるワールドトレンドを反映して、このサイズをあえて選ぶ女性たちも海外では少なくない。さらに、チューダーのファブリックストラップは昔ながらのジャカードの織機で作られていて、女性の手首にもしなやかにフィットし、スポーティながらも洗練された雰囲気を醸し出してくれる。この「レンジャー」で手元にアクセントをつけて、全身をクールに引き締めて。

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ファブリックストラップの上質さの秘密は、伝統的な織機で緻密に編み込んでいること。

*「フィガロジャポン」2023年6月号より抜粋

●問い合わせ先:
日本ロレックス / チューダー
0120-929-570(フリーダイヤル)
www.tudorwatch.com/ja

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photography: Ayumu Yoshida styling: Tomoko Iijima text: Keiko Homma editing: Mami Aiko

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