美しい投資術 vol.26 資産運用をさらに行うには、どんな方法がありますか?

美しい投資術 2023.07.16

フィガロジャポン2021年7月号から「美しい投資術」を連載する、個人投資家/資産運用アドバイザーの廣田里那さん。

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photography: shutterstock

今回の相談者は、大手企業に勤務する傍ら副業もスタートした30代の女性。すでに資産運用は始めているけれど、1,000万円ある貯金から、さらに運用するならどんな方法が?


今月の資産相談

資産運用をさらに行うには、どんな方法がありますか?

N子さん(32歳・独身)
会社員 年収 約500万円 貯金 約1,000万円

実家暮らしが長く、物欲がないこともあり、銀行預金1,000万円&運用中のお金が約750万円と、同年代の人に比べると資産はあるほうだと思います。投資は主に4パターン「会社が掛け金を肩代わりして毎月積み立てる企業型確定拠出年金」「一般NISA」「外国債券」「海外ファンドへの積立投資」です。知人に薦められた投資先の中から良さそうなものを選んで始めました。投資のゴールは決めておらず、「お金を殖やす=資産運用」と考えて投資しています。現在副業もしており、収入に不安はないので、銀行預金を元手にさらに運用を検討中。これからに期待できそうな仮想通貨にも興味があります。

1カ月の収支

収入 ▶ 約 ¥305,000(手取り)/月 支出 ▶ 約 ¥240,000 /月

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預金1,000万円から、運用のご提案

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すでに投資経験をお持ちのN子さんは、資産を分散して運用しており、しっかりリスクヘッジされている印象です。投資のゴールは明確ではないとのことですが、銀行預金だけで1,000万円を保有されているため、選択肢はたくさんありそう。

ひとつは会社員ならではのローンの組みやすさというアドバンテージを生かした不動産投資。ローン申請や住宅購入に手間はかかりますが、運用自体は基本的にほったらかしで、家賃収入や物件の売却による利益を期待できます。ただし、購入エリアや不動産会社の選定、空室リスクに対する補償など慎重に検討しましょう。

もうひとつは、今年中に一般NISAの非課税枠を満額(年間120万円)使い切ることと、来年から始まる新NISAで投資額を増やすこと。現在、一般NISAで「日本企業の個別株」「アメリカの代表的な株価指数S&P500に連動したファンド」「新興国のインデックスファンド」に投資されていますが、割合や掛け金を見直してみましょう。ご興味をお持ちの仮想通貨は、値動きが大きいためハイリスクな投資商品ではありますが、ビットコインやイーサリアムなど時価総額が大きく信用度の高い銘柄は、長期保有で値上がり益を得られる可能性が高いです。とはいえ、仮想通貨の市場は未成熟なので、総資産の1割未満で検討されると良いかもしれません。

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廣田里那 LINA HIROTA
個人投資家/資産運用アドバイザー。1990年パリ生まれ。現地高校卒業後、お茶の水女子大学に進学し、東京に移住。日系商社に勤めた後、通訳、金融会社を経て、個人投資家に。instagram:@lina_saint.germain

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*「フィガロジャポン」2023年8月号より抜粋

text: Yoko Sueyoshi

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