海街・逗子でのんびり過ごす夏の一日。

鎌倉ウイークエンダー 2024.08.07

長谷川真弓

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寄り道したり休憩しながら、のどかな海街・逗子を味わって。

猛暑の今年。夏らしい気分を味わいたいけれど、人でいっぱいの海や観光名所めぐりは疲れてしまいそう......。そんなときにおすすめしたいのが、鎌倉の隣街である逗子。海と山に囲まれたのんびりとした雰囲気の中に素敵なお店が点在しており、まったりとお散歩するにはぴったりの街だ。そんな逗子で過ごすならぜひ訪れたい、とっておきのお店を紹介。

特別な一杯を飲みながら休憩&ショッピング

#01.Ginger Beach Inn Arcade

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お店のオリジナルは、ロゴデザインがかわいいキーホルダーやマグ、Tシャツなど。

鎌倉のお隣、電車なら5分で着くJR逗子駅。駅に降り立ったら、逗子銀座通りという商店街をまずはお散歩しよう。1950年創業の珠屋洋菓子店など、古くからあるお店が並んでいる、少しノスタルジックな商店街だ。

なかまで進むと現れるのが、今年4月にオープンしたばかりの「Ginger Beach Inn Arcade」。

逗子で15年お店をかまえる、海辺の街らしいセレクトが人気のライフスタイルショップ「Ginger Beach Inn」の2号店だ。カフェ、雑貨、アパレル、フラワーショップなど、それぞれ魅力的な品揃えがギュッと詰まっている。

店内には、海辺のフローリスト「Marge」のフラワースタンドが常設。大切な人に送りたいブーケのオーダーはもちろん、1本でも絵になるような珍しいお花もあるので、自分用にも買って帰りたくなる。

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Margeは11:00〜18:00まで。月に2日、店内でFlower Lessonを開催。詳しくはInstagram( https://www.instagram.com/marge_florist/ )を参照。

一息つくならカウンターで注文をして、2階のカフェスペースへ。夏の暑い日におすすめなのはエスプレッソトニックだ。このドリンクのために選んだという希少価値の高いルワンダのコーヒー豆を使用しており、柑橘系の酸味と甘さを感じる、さわやかな一杯が味わえる。フランス生まれの上質でリッチなアイスクリームとともにどうぞ。

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アイスクリーム¥600、エスプレッソトニック¥900。アイスクリームは、フランスのトップパティシエ、フィリップ・ウラカ氏が監修。逗子の作家「Sweet Kitchen」による、やしの木のアイシングクッキーが彩りを揃えている。

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カフェを取り仕切るのは、コーヒーにたずさわって28年、逗子・葉山のコーヒーシーンを牽引する一人である加藤 和明さん。

今後は焙煎器も導入し、その人の好みに合わせたオーダーローストも行う予定だとか。また、本店までは徒歩9分の距離なので、そちらに足を伸ばすのもおすすめ。

Ginger Beach Inn Arcade/ジンジャー ビーチ イン アーケード
神奈川県逗子市逗子1-6-6
営)10:30〜18:30(18:00  LO)
休)木曜日
※詳しい営業日時はインスタグラムでご確認を。
Instagram

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地元の作家さんのアクセサリーや器に出合える

#02.zuhka

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明るい光の差し込む店内に、アクセサリーや小物などが並ぶ。

「Ginger Beach Inn Arcade」を出たら、そこから徒歩1分の場所に、逗子に行ったらぜひ訪れたい雑貨店「zuhka」がある。

逗子、葉山、鎌倉の頭文字をとってつけたという店名通り、地元で活動する作家さんの品々を集めている店で、2020年にお店をオープンされたそう。

セレクトの基準は、店主、山本千晶さんが使ってみて良いと思ったもの、長く愛せるというもの。

店内ではPOP UPイベントを定期的に行っており、取材時は毎年人気の「海街Accessory」として、地元で活動する作家さんを中心に、10ブランドほどが並んでいた。

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一つひとつ手で仕上げているLodaのアクセサリー。ここにあるのは逗子海岸をイメージして特別につくってもらったものだそう。

器やアパレル、フードなど、いつもの暮らしの中に加わるとちょっと嬉しい、「暮らしのギフト」がそろっているので、じっくりと手にとっていると時間がゆるやかに流れていくのを感じる。

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葉山の陶芸家、矢嶋衣麻さんの作品で、何色もの釉薬を塗り分けてつくられた器¥3500。モザイク柄でザラッとした質感がおしゃれ。

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YURTAOのバッグ各¥5170。テキスタイルデザイナー木下桃子さんが手がけるブランドで、オリジナルのテキスタイルから仕立てる服や小物が人気。

zuhka/ズーカ
神奈川県逗子市逗子1-7-8-2F
営)11:00〜17:00、11:00〜18:00(金〜日)
休)不定休
※詳しい営業日時はインスタグラムでご確認を。
Instagram

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夕暮れ時、落ち着いた雰囲気のビーチを散歩

#03.逗子海岸

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昼間と比べるとぐっと人の数が少なくなるので、ゆっくり散歩する人も。

この日訪れたのは18時すぎ。夏の逗子海岸は、海の上にウォーターアスレチックが出現し、昼間はファミリー層などの海水浴客でにぎわっている。夕暮れどきになるとやっと気温も落ち着き、愛犬を散歩する地元の人の姿も見えはじめる。

波打ち際を散歩したり、砂浜に座って休憩するにはぴったりの時間帯だ。
海の家もずらっと並んでいるので、ドリンク片手に海を眺めながら過ごすのも良い。

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逗子海水浴場には、約30軒海の家がある。音楽がかかって盛り上がっているところや、昔ながらの静かな海の家など、さまざま。

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締めは、人気店ながらゆっくりくつろげる店へ

#04.E.M STAND

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ローカル気分で、夜の逗子を楽しみたい。

逗子さんぽの締めくくりに軽く一杯飲みにいくなら、地元のおしゃれな人たちが夜な夜な集まる、人気のお店「E.M STAND」へ。

フリーランスでディレクター、PR業を行う宮城万里奈さんがご夫婦で営む店で、ナチュラルワインと美味しい料理が楽しめる。

ワインは80〜100種類ほど揃えており、お客さん自らワインセラーを見ながら自由に選ぶというのがこの店のスタイル。「町の食堂的な感覚で、ワインもカジュアルに楽しんでほしい」と、万里奈さん。

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スタイリッシュな内装ながら、時間を忘れてくつろげる雰囲気。

料理は発酵やスパイスをきかせたメニューが豊富で、「タコとアボカドの醤油麹マリネ」や「鮮魚のセビーチェ」などは、ワインのあてにぴったりと人気。

「大人と子どもの社交場。皆で乾杯できる店」というコンセプトのもと、「子供専用アテ盛り」というメニューも! チーズパン、ゆでたまご、生ハム、枝豆がセットになっていて、子連れ客に好評だ。

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グラスワイン¥880〜、半熟卵〜ウフマヨ〜¥748。人気メニューのウフマヨは、紫玉ねぎやディルの乗った、自家製ヨーグルトソースが絶品。

また、ワインと並んで人気なのが、お茶由来の発酵ドリンク、コンブチャ。この7月にコンブチャのブランド「E.M Brew KOMBUCHA」をローンチし、ショップインショップのスタイルで販売を開始した。もちろん食事を楽しみながらお店で飲むことも可能。ストレートだけではなく、サワーやビールで割って飲むのもおすすめ。

逗子散歩のお土産に買って帰るのもよさそう。

E.M STAND/イーエム スタンド
神奈川県逗子市逗子7-1-62
0468-27-7992
営)11:30〜22:00
休)不定休のため、インスタグラムにてご確認を
Instagram

長谷川真弓

エディター兼ライター。鎌倉在住、3児の母。大学卒業後、出版社に入社。女性ファッション誌の編集に携わり、2011年に独立。現在はフリーランスとして雑誌やwebなどで活動中。

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