見て食べて楽しい、京都・河原町五条の散策ルート。

京都上ル下ル 2022.07.02

少しずつ賑わいを取り戻しつつある京都は、あちこちで新しいお店や飲食店、ホテルのオープンラッシュ。特に活気があるのが五条河原町エリアで、レストランやホテルなど話題のスポットが次々と登場。今回はその中から、ショッピング、食事、デザートというモデルコースでオススメ3軒を紹介。

清水焼の工房跡に誕生した、古道具や器の隠れ家ショップ。

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東山五条の大きな交差点からすぐの細い細い路地の奥。緑に覆われたブルーの錆びたとたん小屋は、長年インテリアショップに勤めた岡部成幸さんが開いたお店。「店名のウードはアラブの弦楽器や香りの名称に使われる言葉。音楽や香りのように、人々の記憶に感覚的に残るお店にしたくて」と岡部さん。大正時代に建てられた清水焼の工房を、できるだけ元のまま残すよう丁寧にリノベーション。天井の波板から自然光が降り注ぐ空間に、古道具や現代作家の器、フランスのヴィンテージウェア、照明など、新しいものと古いものが入り交じる。工房に残されていたサヤ鉢を使った寄せ植えや、自分でペンキを塗った展示台など、そこここに岡部さんのセンスが光る店内。自家焙煎のコーヒーを片手にゆっくり買い物を楽しみたい。

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絵本に出てきそうな味わいのあるブルーのトタン小屋。場所は東山五条シティホールと東山シティホール専用駐車場の間の細い路地の奥。

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香川の青い羊の1920〜60年代ヴィンテージウェアや日本の古い石皿、江戸時代の薬瓶、陶芸家・前田美枝の器、新潟の照明作家、vickey’72のランプなど、生活を彩るさまざまなものが並ぶ。

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窯道具のサヤ鉢を多年草の鉢として再利用。多年草は滋賀の近江綴庭の平木雄一郎が担当。多年草の鉢植え¥5,800〜、ガラス製品は富山のWASHIZUKA GLASS STUDIOのもの。¥4,070〜

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東京香堂はフランスのグラースで修業したお香屋の3代目が手がける香りのブランド。「Seasonal Series」は植物や鉱物のほのかな香りを閉じ込めた限定シリーズ。各¥2,640〜

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店内の一角にはろくろの作業場を残し、建物の歴史を大切にしている。

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店主の岡部さんが生豆から仕入れ、自家焙煎した豆で淹れてくれるコーヒーもぜひお試しを。コーヒー¥400

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京都府京都市東山区慈法院庵町588-9
TEL:090-9053-9232
営)11:00〜18:00
休)水、不定休あり
www.oud-shop.jp

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パンチのあるメニューが揃う、アートな立ち食いそば。

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近所で人気店「炭火焼く鳥 ソリレス」を営む鈴木弘二さんの新展開。「東京の立ち食いそばを関西風の出汁でやりたいなと思って」。コロナ禍の3年間、出汁や麺の研究を続け、2021年12月31日にオープン。利尻昆布に本鰹や宗田鰹、潤目鰯、鯖の削り節で引いた出汁は、飲み干せるほどやさしく深い味わい。「限界まで細く、ゆるめに」という麺は小麦粉を2割混ぜた自家製麺の二八そば。大阪名物の肉吸いをイメージして、牛肉を薄くカットしてふわと仕上げた「名物!肉そば温泉卵」、お笑いユニットのネタを引用した「ムール貝酒蒸しにしてクレソン」など個性的なメニューが揃う。テーブル代わりは陶芸家・橋本知成の巨大オブジェ、丼は滋賀のNota&designに依頼した信楽焼、と実はアートな要素も楽しめる心にくい一軒だ。

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看板メニューの「名物!肉そば温泉卵」¥1,200。ふわふわの牛肉とやわらかめの細麺、香り高い出汁とのバランスが絶妙。ナルトが実は温泉マークという遊び心も!

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コンビニ風のおにぎりも人気。季節で変わる炊き込みご飯、玄米ちりめん山椒、玄米梅干しなど。自然派ワインは出汁との相性もよく、一緒に頼む人も多いそう。おにぎり¥300、グラスワイン白¥800

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そばは常時約10種類。かけそばメインだが、暑い季節は冷たい麺に冷たい出汁を合わせた冷かけを提供予定。角ハイボールや焼酎など、アルコールも手頃な価格でいろいろ。

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「フルーティでワインのよう」と鈴木さんイチオシの瓶内二次発酵させる750mlのクラフトビール。奈良醸造の「N BOTTLE CONDITIONED」やベルギーの銘柄を揃える。各¥4,000

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場所は木屋町と鴨川の間の松原通で、古い一軒家を改装。麺は毎朝2階の工房で製麺。内装デザインはインテリアデザイナーの関祐介が担当。

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店名はそばを「すば」という沖縄の方言から。ショップのアートワークを手がけたのは、沖縄・宮古島出身のアーティスト、新城大地郎。

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京都府京都市下京区木屋町通松原上ル美濃町182-10
TEL:075-708-5623 ※予約不可
営)12:00〜23:00(フード22:30LO)
不定休
www.instagram.com/subasoba/

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素材そのものよりもっと素材の味を楽しめる絶品ジェラート

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アスパラ、新茶、スイカ、さくらんぼ……。壁のメニュー表には旬の素材が並び、そのすべてに生産者の名前を明記。岐阜や京都、そしてイタリアでジェラートに携わり続けて15年という森兼ともみさんが大事にするのは、なによりも素材。「イタリアに修行に行ったことで日本全体が自分の地元になって、日本のおいしいものでジェラートを作りたいと思ったんです」。各地へ出向いて厳選した素材の味を引き立たせるため、余計なものは加えずシンプルに。どのフレーバーも甘みより素材の風味が際立った、さっぱりした口当たりだ。季節変わりのパフェにはフレッシュフルーツもたっぷり使われて食べごたえ満点。お酒好きの森兼さんが揃えるワインやウィスキーなどと、ジェラートとのマリアージュも楽しめる。

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左から、岐阜・棚橋牧場の「Latte Tanahashi」¥550、熊本・ローソンファームの「スイカ」¥660、山形・金田さんの「アスパラ」¥550。1階でイートイン、テイクアウトができる。

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「京都へは日本だけでなく海外からも人が来るので、海外の人にも“日本のジェラート”を発信したい」と森兼さん。

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岐阜・棚橋牧場の牛乳、山形・深瀬農園の紅さやか、熊本・ローソンファームのスイカ、高知・中野農園のびわのジェラートを盛り込んだ「初夏のさくらんぼパフェ」¥2,100。※現在は佐藤錦や富良野メロン、よもぎの「佐藤錦のずるいパフェ」¥2,100を提供中。

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うどん店を営む岐阜の実家から取り寄せた麺つゆを使った素麺に、「れもん葉山椒」のジェラートを乗せた「ジェラート素麺」¥1,000。ジェラートは時々でスパイス系を使用。ジェラートが甘くないから、新感覚のおいしさ。冬にはおでんとジェラートの組み合わせも登場。

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2階のカフェスペースで。河原町通を見下ろせる窓側が気持ちいい。

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河原町五条の交差点近く。森兼さんの似顔絵の旗を目印に。店名の「to」は「農家さんと私、私とお客さま、お客さまと農家さんなど、人のつながりを大切にしたい」から。

ともみジェラーto
京都府京都市下京区市西橋詰町759
SAKIZO河原町五条ビル1F
TEL:なし
営)13:00〜20:00(19:30LO)
休)水、木 
※7、8月は無休、13:00〜22:00(21:30LO)
www.instagram.com/tomomi_gelato/
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