フレンチシックと女神の表紙。
フィガロジャポン最新号紹介 2024.07.26
フィガロジャポンが大切にしている「アールドゥヴィーヴル」(暮らしの美学)をメッセージするにあたり、パリやフランスの田舎のインテリア実例や、おしゃれなテーブルセッティングのためのうつわ、名作チェア、フラワーデコレーション、豊かなティータイムのススメの紹介は必須です。
ちょっとした工夫を加えるだけで日常が素敵になる。日々使う日用品も、上質な素材とセンスのいい色彩やカタチを選び、眠る時間に香りに気を配るだけで健やかさに導かれます。
ライフスタイル特集の際には、パリの蚤の市で買い付けた雑貨をフィガロマルシェで販売したり、他にはない逸品を選ぶ楽しみを読者のみなさまに味わってほしい。そんな想いが伝わったらうれしいです。
日本に上陸したてのパリの雑貨ブランドのデザイナー、マラン・モンタギュの田舎のおうち。以前はイネス・ドゥ・ラ・フレサンジュの持ち物でした。こんな色彩感覚、愛らしくてハピネスがあふれていますよね。
フランスのテーブルウェアは奥深くて、やはり自宅にはいいものを揃えたい!と感じている人には、歴史と品質の良さが約束された老舗ブランドを選ぶことをおすすめします。
フラワーアレンジにも流行があります。いま注目したい東京のフラワーショップを厳選して紹介。
ぜひmadameFIGARO.jpのフィガロマルシェを訪れてください。一点もののカトラリーや花瓶、ポットやパニエなどが、お出迎えします!
最新号の9月号(7月20日発売)が発売されて、最も反響を呼んだのはやはり表紙でした。「女神みたい」「美しすぎる」「可愛くてひかりさんの顔が大好き」など、大きなリボンとパールのジュエリーを纏った満島さんの美に読者の方々は感動してくれました。ブラックのニットトップで、脚を大胆に出して、裸足。艶っぽくセンシュアルで、媚びたところが1ミリもない透明感のある佇まいにハートを射抜かれました。女優としてパフォーマーとしての潔さが、表現や創造に真っすぐ出てくる人物ですね、満島さんは。
UTAさんと内田伽羅さんの往復書簡も、心がしっとりするコンテンツです。言葉を万年筆で綴る......現代ではあまりないように思われることかもしれませんが、ペンで書くことによって生まれてくる感慨が必ずあるはず。その意義や意味を感じられます。
この秋のメイクアップアイテムはチークが豊富。韓国コスメブームでチークレスなメイクアップも流行っていましたが、入れると小顔に見えるところもチークの効果です。ベースメイクとの相性で、初々しくもレディにも変身できる優れもの。リキッド、パウダー、リップとの併用可能なお役立ちアイテムまで、形状もバリエがたくさんなので、ぜひ複数買いしてみて。そのアイテムが流行っている時は、厳選せずに大人買いしちゃうことを個人的に主義にしています。
フィガロジャポンのもうひとつの大事なキーワード「シネマティック」。カンヌ国際映画祭は、もう30年近く毎年レポート記事を作成していて、ミニシアター系の作家主義の映画を知るにはマストチェックの映画祭です。世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)の中でもいちばん華やかで規模が大きい映画祭。今年は日本へのフォーカスもあって、ノミニーズ以外にもたくさんの日本人映画人たちが集まりました。
毎日忙しく働いていますが、私は、映画を観て感じ考えることが人生に豊かな潤いをくれている、と常々思います。シネマティックであることを大切にし続けなければ!
フィガロジャポン編集長 森田聖美