「旅に出る」ことで自分の想いを再確認。
フィガロジャポン最新号紹介 2025.01.23
小さな宿に泊まりたい。
フィガロジャポン編集部ではよくそういう話になります。ラグジュアリーなホテルに宿泊して、気分を高揚させることももちろん素敵。でも自分自身を見つめ直したり、自然の営みに身を任せたりできる、こぢんまりした穏やかな宿を目的に旅に出たい。そういう感覚がいま、人々の心のどこかにあるように思えます。
今回表紙を飾ってくださったのは、Snow Man 岩本照さん。ヨーロッパのラグジュアリーメゾンのファッションを堂々と、しなやかに美しく着こなしています。インタビューの中で「一人旅もする」とお話されていて、好奇心が強く観察する力に長けた人物なのだな、と感じました。
フィガロジャポンがお願いするSNSコメント取材でも、感じたことを表現力豊かに、取材するこちら側まで楽しませるように応えてくださる姿を見ていたので、インタビューの言葉はその延長にありながら、さらに奥深い探求心が感じられてキャラクターの素晴らしさがわかる内容になっています。ぜひみなさんに読んでいただきたいです。
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計20軒の日本各地にある素晴らしい宿を取材しました。グルメは旅の大事な目的だから料理自慢のオーベルジュや、大流行のサウナやスパなど身体を整えるアクティビティが豊富なリトリート、建築デザインが素晴らしい旅館など、行きたい宿が必ず見つかるはずです。
今号は特別に金沢だけグルメ取材をしました。現在の金沢は新しい食処がたくさんオープンしていて、イノベーティブな料理人が多く集まっています。地産食材を用いながらユニークな仕立てのメニューに、新鮮な食体験ができます。
美容テーマは、春の新色の季節です。この春夏はファッションのトレンドががらりと変化したので、メイクアップはやはりファッショントレンドとリンクして、刷新していかねば!ですね。おしゃれはファッションだけでは完結しません。メイクアップやフレグランスまでコーディネートするというこだわりを持ちたいです。
他に、フレンチシックの真骨頂のようなテーマを盛り込んでいます。
フィガロジャポンが大切にするアールドゥヴィーヴル(暮らしの美学)において、「旅」は重要なテーマです。今回は日本国内の素敵な宿にフォーカスしましたが、もてなしの心やコーナーの飾り方や演出など、旅先に学びはたくさんあります。
ぜひみなさんも好奇心に誘われ、ユニークな旅に出てください。
フィガロジャポン編集長 森田聖美