「青は私の色」サラ・ラヴォワンヌのブルー・コレクション。

PARIS DECO 2019.03.26

フィガロジャポンのボーテスターのひとりであるインテリアデザイナーのサラ・ラヴォワンヌ。彼女の名前を有名にしたことのひとつに、Ressourceのペンキ「ブルー・サラ SL35」が挙げられる。この色が世に出るや、自宅の壁を“サラの青”で塗るのがパリジェンヌたちの間で大流行となったからだ。もちろんタイムレスなこの色は、いまも人気 。

この春、メゾン・サラ・ラヴォワンヌ(MSL)で彼女が発表したのは、その名もブルー・コレクションで、ブルーのさまざまなシェードを家具やオブジェに用いたものだ。コレクションで注目すべきは、ブルーとほかの色との見事なコンビネーション。さすが、ブルーという色を知り尽くしている彼女らしく、オレンジや黄色などこれまでにない大胆な組み合わせもエレガントに仕上げている。ちょっとしたブルー革命では?

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左の花器は105ユーロ。隣のパフュームキャンドルは58ユーロ。

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照明にもブルーをグラフィックに!

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マダガスカル、ウガンダの女性たちが自国のサヴォワール・フェールを生かして手編みするラフィア。ランチョンマット18ユーロ~、ラフィアが包むパフュームキャンドルは2サイズある(36ユーロ、56ユーロ)

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コレクション・シシリア。新しい色はブルー・ブロードウェイ。小物入れ 89ユーロ、98ユーロ。

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クッションのお楽しみは、“フィフティ・シェイズ・オブ・ブルー”??

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さてこのコレクションではMSLのアイテムとして、新たに椅子が加わった。Double Jeu(ドゥーブル・ジュ)と命名された、シンプルなデザインの椅子である。丸みのあるラインが軽やかで、シルキーなビロード素材のバイカラー使いが温かなハーモニーを奏でる。バイカラーはブルー・サラ、オークル、グリーン、ローズのいずれかと黒の組み合わせだ。同じ色で揃えず、それぞれ一脚ずつをテーブルの周りにおいても良さそう。

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ありそうでなかったシンプルでエレガントな椅子。

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一脚490ユーロ。

Maison Sarah Lavoine
6, place des Victoires
75002 Paris
tel:01 40 13 75 75
営)10:00〜19:00
休)日
www.maisonsarahlavoine.com
大村真理子 Mariko Omura
madameFIGARO.jpコントリビューティングエディター
東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。フリーエディターとして活動した後、「フィガロジャポン」パリ支局長を務める。主な著書は「とっておきパリ左岸ガイド」(玉村豊男氏と共著/中央公論社)、「パリ・オペラ座バレエ物語」(CCCメディアハウス)。
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