ラ・トレゾルリーにギリシャの明るい日常を彩る品々が大集合。
PARIS DECO 2023.04.13
カリメラ(こんにちは)! と陽気な声が聞こえてきそう。photo:Jacques Choï
4月29日まで、ラ・トレゾルリーがギリシャ色に。photo:Mariko Omura
4月29日まで、美しい日常生活用品を提案する「La Trésorerie(ラ・トレゾルリー)」ではギリシャのさまざまな土地から届いたフランス初お目見えのリネン、陶器、ガラス器、雑貨などを店内に広いコーナーを設けてパリジェンヌのバカンス心を刺激している。
エーゲ海に浮かぶスキロス島からは、鳥、花などがスタイリッシュに手描された陶器類が到着。アジア、オランダ、イタリアなどのモチーフが元となっていて、その影響は島に16世紀から伝わる。島の家を飾るモチーフでもあるそうだ。アテネ近くのアトリエから届いた陶器は、父からサヴォワールフェールを受け継いだというアンドレアス・プラダキスの手焼きのシリーズ。吹きガラスはクレタ島にアトリエを構えるニコス・ハリタスキスによる。リサイクルガラスを用いていて、型を用いずに作る手の温もりを感じさせるフォルムと優しい色合いが特徴だ。
左: スキロス島のセラミックボウル。19.50ユーロ(13cm)〜 中: アンドレアス・プラダキスのうつわ。 右: 吹きグラス。photos:(左・右)Mariko Omura、(中)©︎ La Trésorerie
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テキスタイルはエシカルでアルチザナルなKimisooから。アテネに5年前に生まれたブランドで、コットンのタオルはエスニック色が控えめで、かつ懐かしさのあるストライプがチャーミング。海岸で寝そべる時にも活躍しそう。カフェ用カップやアルミのカップなど、いますぐ必要でなくてもなんとなく欲しくなるというバザール的商品の販売もしている。
伝統的モチーフやシンプルなストライプなど、セレクション豊富なテキスタイル。photos:©︎ La Trésorerie
コーヒーカップからエクスリブリスまで、雑貨類もいろいろ。photos:(左・右)©︎ La Trésorerie、(中)Mariko Omura
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一角に設けられた小さな小屋ふう空間に入ると、そこはエピスリーだ。アテネ近くのギリシャ最大の港町ピレウスで、1955年からギリシャ中の味の名品を集めて人気のエピスリー「Mandragoras」の超ミニショップ。スパイス、オリーブオイル、ジャムなどのセレクションが並ぶ。健全な食事で知られるギリシャ料理に親しみたくなる品揃えだ。
エピスリーMandragorasの売り場。ドライイチジクやチェリージャム、ハーブ類、オリーブ、アーモンドパウダーを用いたお菓子などギリシャの美味が待っている。photos:(左・中)Mariko Omura、(右)©︎ La Trésorerie
パッケージがユーモラスで愛らしいオーガニックハーブティーのAnassa。photos:©︎ La Trésorerie
editing: Mariko Omura