職人たちの手の温もりがあふれるブティック、メゾン・ドゥ・コメルス。

PARIS DECO 2024.01.15

240112_Maison_de_commerce_1.jpg

商品のデッサンが描かれたブティックのラッピングペーパー。これだけでも欲しくなる魅力!!

サンジェルマン大通りとラスパイユ大通りを繋ぐ短いリュインヌ通りに「La Maison de Commerce (ラ・メゾン・ドゥ・コメルス)」が小さな店を開いたのは、2017年。当時はほかに何もない通りだったけれど、いまでは観光客を集めるコーヒーショップのNoirもあれば、かつてソニア・リキエルのアーティスティック・ディレクターだったジュリー・ドゥ・ リブランのクチュールメゾンもあって......。昨年末、その小さな通りのブティックはコラボレーションやイヴェントのためのアトリエとなって、ブティックはすぐ近くのサンジェルマン大通りに移転した。

240112_Maison_de_commerce_2.jpg.jpg

新しいブティックは地下鉄駅Rue de Bacのすぐ近く。

---fadeinpager---

以前の2倍近い広さとなったブティック。アート&クラフトを提唱するメゾン・ドゥ・コメルスは、フランスに限らずヨーロッパのさまざまな土地で例外的なサヴォワールフェールを生かし、人間の手によって作られる品々を集めている。機能的かつ美しく、日常生活に豊かな気持ちをプラスする品々だ。家具やランプのようにトランクに入らない品もあるけれど、たとえば1910年からスペインのカタルーニャ地方で手作りされている扇、ブルターニュの海沿いの土地で手編みされたパニエ、ギリシャの島から届いた手描きのお皿やカップなど持ち帰って使いたくなるのでは? アルチザンがメゾン・ドゥ・コメルスだけのために作ったオリジナル商品もある。フランスのブランドCharvetの麻のトルション、あるいはスペインで作られる穴のあいた木製調理用スプーンはこれひとつでも、メゾン・ドゥ・コメルスの包装紙に包まれると素敵なお土産になる! 時間をかけてひとつひとつを手にとってアール・ドゥ・ヴィーヴルのお買い物をしよう。

HD-Laurine-Paumard-intérieur-boutique-232-st-germain.jpg

テーブルの上の陶器はメゾン・ドゥ・コメルスのオリジナルだ。

240112_Maison_de_commerce_4.jpg

ラベンダーの香りのボビンは、リボン編みがカラフル。photo:Mariko Omura

---fadeinpager---

240112_Maison_de_commerce_5.jpg

左: ギリシャから届いた食器類。ボールは37ユーロ〜。 右: ハートのフォルムがチャーミングなパニエ。115ユーロ〜

240112_Maison_de_commerce_6.jpg

左: Sophie Spinosiによるガリューシャの一輪挿しやキャンドルスタンドは新作。 右: 木とコットンキャンバスの大きな羊飼い用傘。295ユーロ

240115_parisdeco_01.jpg

左: オレンジが明るく輝く扇はカタルーニャ地方で手作りされている。115ユーロ 右: メゾン・ドゥ・コメルス・コレクションから小型ピッチャー。42ユーロ

240112_Maison_de_commerce_8.jpg

左: 麦をモチーフにしたグリーンのプレート。メゾン・ドゥ・コメルス・コレクションより。265ユーロ 右: メゾン・ドゥ・コメルスのロゴ入りのオリジナル、泥炭石鹸。1個12ユーロ

240112_Maison_de_commerce_9.jpg

Corine de Masure(コリーヌ・ドゥ・マジュール)によるポエジーいっぱいのランプシェードは300ユーロ〜。

La Maison de commerce
232, boulevard Saint Germain 75007 Paris
営) 11:00~19:00
休) 日、月
www.lamaisondecommerce.com
@lamaisondecommerce

editing: Mariko Omura

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリとバレエとオペラ座と
世界は愉快

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories