Parisienne file vol. 53 ヴィクトリーヌ・マルカン/モデル兼学生 デイリーもヴァカンスも! パリジェンヌ、真夏のドレス。
パリジェンヌファイル 2021.08.14
パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今月は、モデルとして活躍する傍ら、オステオパシーを学ぶヴィクトリーヌ・マルカンが登場。今回は真夏にぴったりのドレススタイルを紹介。
「バカンス先ではもちろんだけど、パリにいる時でも真夏はドレスが着たくなります。グリーン、オレンジ、ブルーなど思いっきりカラフルな色や、大胆なプリント、バックコンシャスなデザインなど、この季節ならではの開放感を思いっきり楽しみたいから」
でも、街中でドレスを着るなら、ラフィアの帽子にサンダルではラフすぎる。だからメンズライクなブーティや、スニーカーを合わせて、リゾートっぽくなりすぎないスタイリングに仕上げるのが、ヴィクトリーヌ流。
ロングドレスのエアリーなシルエットや、ロリータ風のパフスリーブドレスでもどこか辛口に。マスキュリンとフェミニンの好バランスこそ、パリジェンヌらしさを作るムード。
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カジュアルダウンで楽しむ、ドレスコーデ。
リアルクローズブランドとしてパリジェンヌに人気のAnge(アンジュ)のドレスは、カシュクールと裾のスリットが気に入って昨年購入。サンドロのスエードブーツをコーディネート。ange-eshop.com
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胸元のシャーリングと、パフスリーブのミニドレスは、親友からプレゼントされたもの。「自分では選ばないデザインだけど、スニーカーと合わせてシンプルに着こなすのが最近のお気に入りよ」
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背中が開いたキャミソールドレスは、パリ発信ブランドFé
モデル兼オステオパシーの学生。フランス中央部オルレアン生まれの21歳。12歳の時、オペラ・ドゥ・パリでクラシックバレエを学ぶためパリに上京。15歳でパリ国立高等音楽院のコンセルバトワールに入学し、午前中はリセで通常授業、午後は毎日バレエのレッスンで2年間を過ごす。現在は、モデルとして活動しながら、ダンスを通じて身体の仕組みについて興味を持ったのがきっかけで、オステオパシーを学んでいる。将来はダンサーとしての経験を生かしたオステオパシーのキャビネを持つのが夢。@victorine_mqt
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photography: Yusuke Kinaka, editing: Hiroko Suzuki