Parisienne file vol. 58 マルゴー・ドゥルーム/アーティスト 大胆な柄から白皿まで、パリジェンヌのコレクション。
パリジェンヌファイル 2022.01.22
パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今月は、アーティストとして活躍するマルゴー・ドゥルームが登場。今回はうつわコレクションを拝見!
料理好きなマルゴー。「でも週に2~3回夕方からバドミントンのレッスンに通っているので、じっくりお料理する時間がないの。その代わりにウィークエンドは友人や家族を招いてワイワイと食卓を囲むのよ」
得意料理は幼少期を過ごした南仏料理。魚介や野菜の素材を活かしたシンプルなアレンジが多いそう。うつわも大好きで、南米旅行の土産やヴィンテージショップで出合ったミッドセンチュリーのうつわ、フランス大手メーカーのボタニカルなデザインなど多岐にわたってコレクション中。アペリティフにオリーブやナッツを入れたり、食後のチーズやフルーツを盛りつけるときなど、料理とうつわをスタイリングする瞬間も大切にしているひととき。
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飾るだけじゃない、実用的なうつわコレクション。
メキシコの代表的陶器といえば、スペインのマヨルカから渡ってきたカラフルなタラベラ焼きが有名だけれど、こちらは素焼きに黒の大胆な模様の素朴さが気に入って、南米から持ち帰った一枚。
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インテリアのオンラインショップで見てひと目惚れしたうつわは、1950年代中頃のカラフルなボウル。手描きの絵柄でアペロタイムに活用したり、アクセサリー入れにするなど気分で用途を変えているそう。
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大きさ違いの2枚のうつわは、友人からプレゼントされた南仏の有名陶器メーカーRavel(ラヴェル)のもの。大きな皿はパスタやサラダを、小さなうつわは塩や胡椒入れとして愛用中。
パリ生まれ。2歳の時に父の故郷である南仏のサントロペ近郊へ家族で引っ越し、22歳まで過ごす。エクサンプロヴァンスの芸術大学ESAaixで美術史を専攻。その後ファッションスクールLISAAでデザインとパターンを学んだ。アート製作とファッションデザインを両立し、ジャックムスや&アザーストーリーズ、エーグルなどさまざまなブランドとコラボレーションを手がける人気アーティスト。@margauxdereume
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photography: Yusuke Kinaka, editing: Hiroko Suzuki