Parisienne file vol. 64 キャリー=アン・ジェームス/インフルエンサー スタイリングのアクセントに、この秋ジレはいかが?
パリジェンヌファイル 2022.10.10
パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今回はアメリカ出身のキャリー=アン・ジェームスが登場。2014年からパリに在住し、パリの暮らしを紹介する彼女の初秋のジレスタイルを拝見。
ティーンエイジャーの頃、フランスの作家、ジョルジュ・サンドが⼤好きで、当時のスタイルを想わせるフェミニンでありながら、マスキュランな装いに憧れていたそう。
「カットソー、シャツ、ブラウス、そしてニットなどどんなアイテムにもジレを着るだけでクラス感が⽣まれる。⼀枚添えるだけで効果的なポイントを添えられるのが、ジレの魅⼒」
というキャリー=アン。10代の頃から好きなアイテムだから、パリはもちろん、ノルマンディや南仏など旅先のヴィンテージショップでもお気に⼊りをチェックするほどで、知らぬ間にコレクション数が増えているそう。
「季節が進んだらコートの下にジレを合わせて胸元に印象的なアクセントを添えたいと思っているの」
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ジレ好きパリジェンヌの秋スタイル。
南仏プロヴァンスの代表的な花柄のジレは、薄いキルティングなので、温かく軽いのが特徴。マルセイユの⽼舗ブティックでフランス各地の代表的なテキスタイルや服を扱う、メゾン・アンプルールで購⼊したもの。
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ルイ・フェローのジレはパリ郊外のヴィンテージショップでひと⽬惚れ。カリフォルニアのヴィンテージの⽩いシャツとユニクロのパンツでメンズライクな着こなしに。
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LAの⼤学時代、ヴィンテージショップで購⼊したジレにナラ・カミーチェのブラウスとシルバーのバックルがアクセントのウエスタンベルトを合わせて、アメリカンガール⾵なスタイリング。
アメリカ、クリーブランド出⾝。カリフォルニア⼤学在学中に1年間パリへ留学し、仏⽂学を専攻。2001年NYでアートキュレーターとしてキャリアをスタート。その後LAに戻り、⾳楽家兼⼥優として活動後、14年よりパリ在住。フレンチスタイルを紹介するサイト「フレンチ イズ ビューティフル」ファウンダー。現在は5万⼈のフォロワーを持つインフルエンサー。 @frenchisbeautiful
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photography: Ayumi Shino, editing: Hiroko Suzuki