Parisienne file vol. 69 セリア・ブリュノー/刺繍作家 刺繍家パリジェンヌのモーニングルーティーン。

パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今回は刺繍作家として活躍するセリア・ブリュノーが登場。

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「朝は早くて9時、何も予定がない日には11時くらいまで寝ています(笑)。起きたらまずは頭と身体を覚醒させるために猫と遊びながら、濃い緑茶をゆっくり時間をかけて飲むのが習慣。カフェインが苦手なので緑茶か、抗酸化作用に優れたギリシャのマウンテンティーと呼ばれるムルサルスキー茶を愛飲しています。その後、静かな中で30分ほど読書を。読書時間は1日が始まる前の夢と現実の狭間時間で、集中できるから大切なひととき。今はチャイコフスキーの『犬を連れた奥さん』を読んでいるところ。そのあとで刺繍に取り掛かります。これは仕事ではなく、プライベートで制作中の好きなもの。一日の始まりを整える大切な毎朝のルーティーンです」

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モーニングルーティン1. 緑茶を飲む

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サンマルタン運河の近くにあるル・パルティ・デュ・テがお気に入りのお茶屋さんで、緑茶や茎茶を買うことが多い。ギリシャのマウンテンティは9区のヨルガキ・カフェで購入。

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モーニングルーティン2. 読書をする

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可能な限りリラックスすること、静かな環境、猫と遊ぶこと。この3点はアーティストライフに必要不可欠なこと。だから朝いちの読書タイムこそ、リラックスできる大切な習慣。

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モーニングルーティン3. 刺繍をする

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朝起きて手を動かすのは刺繍を始めた21歳の頃から毎日続けている。頭に浮かんだ新しい絵柄を試したり、色の組み合わせを確かめて、サンプル制作の楽しい時間。

Célia BRUNEAU

フランス中部リモージュ生まれの31歳。2歳の時に家族でパリ郊外へ引っ越し。11区のモード学校「アトリエ・シャルドン・サヴァール」でデザインを専攻。卒業後雑誌のスタイリストとしてキャリアスタート。21歳から趣味で始めた刺繍が口コミで評判となり、マドリッドで個展を開催するなど人気作家に。現在はSNSを通じて依頼を受け制作活動している。
@celia _bruneau

Hiroko Suzuki
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。
Instagram : @suzukichako

photography: Yusuke Kinaka, editing: Hiroko Suzuki

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