Parisienne file vol. 76 ディアンヌ・セルファティ/ファッションコンサルティング兼スタイリスト兼アートディレクター マレ地区で暮らすパリジェンヌ、ディアンヌの愛用品。
パリジェンヌファイル 2024.06.04
パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今回はパリを代表するファッションスクールIFMでデザインを学びながら、フリーランスのファッションコンサルティング兼スタイリスト、アートディレクターとして活躍するパリジェンヌ、ディアンヌが登場!
\ BONJOUR de PARIS /
---fadeinpager---
mon style préféré
Q1. お気に入りのスタイリングは?
A. ルメールのセットアップ。
「ミニマルで構築的なシルエット、絶妙なニュアンスカラー、素材の⼿触り、すべてがパーフェクトで学⽣時代からずっとルメールが好き!」というディアンヌ。特にお気に入りは、テーラリングの美しさが際⽴つオーバーサイズのジャケットコートとワイドパンツのセットアップ。ブルーグレーの爽やかなカラーリングとコンフォートな点が好み。
インナーにはユニクロのTシャツ、足元はパリジェンヌ御⽤達のブランド、ノダレトのスクエアトウシューズを合わせた。近頃は中国系ブランドのダウェイも気になっていて、サントノレにあるショップはよくチェックしているという。
---fadeinpager---
Q2. バッグの中身は?
A. サングラスとメガネ、鏡、リップ、ネイルオイル。
「個性的なフォルムが着こなしのアクセントになる」と愛⽤中のルメールの「エッグ バッグ」の中身を拝見。写真左から、ミュウミュウのサングラス、ポート タンジェのメガネ、ディオールの鏡、奥左から、1944 Parisのネイルオイルと、M・A・Cのラスターガラス リップスティックのビーム ゼア,ダン ゼットは、必ず持ち歩くアイテム。
スタイリストという職業柄、撮影で服のサイズを調整するためのクリップはバッグに常備している。家の鍵には、シャネルのアーティスティック ディレクターを務めていた時代のカール・ラガーフェルドがチャームのキーホルダーを装着。
---fadeinpager---
Q3. 毎日必ず身に着けるのは?
A. カルティエとティファニーのリングとロレックスの腕時計。
祖⺟からプレゼントされたカルティエのシンプルなゴールドリングと、25歳の誕⽣⽇に両親から貰ったエメラルド付きのティファニーのリングを重ねて着用。
ロレックスの腕時計は祖⺟から⺟へ、現在はディアンヌが受け継いで毎日⼤切に身に着けている。iPhoneでも時間は確認できるけれど、あえて時計をするのがこだわり。
---fadeinpager---
Q4. 毎朝のビューティルーティンは?
A. 入念なスキンケア!
「スキンケアもヘアケアもとにかくシンプルに!がモットー。いいと思ったら同じアイテムを使い続けるタイプです」。
そんなディアンヌの朝のビューティルーティンは、ディオールのラ ムース ピュリフィアン オフ オン(写真右奥)で洗顔した後、Caudalie(コーダリー)のグレープウォーター(左奥)をスプレー。アプリコットとニンジン成分配合で肌に輝きと活性化させるLA ROSÉE(ラ ロゼ)の美容液(左手前)に、Horace(オラス)のヒアルロン酸入り保湿セラム(中央手前)を重ね、最後にラ ロゼのカリテバターとアロエヴェラ配合のベビー用保湿クリーム(奥中央)で入念にケア。仕上げにパルル モア ドゥ パルファムのオードパルファム、オリス タトゥー(右手前)をひと吹きすれば完了!
Diane SERFATI(ディアンヌ・セルファティ)
コルシカ島⽣まれ。幼少期にパリに引越して以来、マレ地区で育つ。パリを代表するファッションスクール IFM のデザイン科在学中からアートディレクター、スタイリストとしてラバンヌやディオールなどフランスブランドのビジュアル広告でキャリアをスタート。フリーランスのファッションコンサルティングやスタイリスト、アートディレクターとして活躍中。
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。愛称、ちゃこさん。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。
editing: Hiroko Suzuki photography: Yusuke Kinaka