etsuko sonobeのリング
編集部員の、最近のお買い物。 2022.11.21
ファッション、美容、食べ物、インテリア、本、うつわ……、フィガロ部員たちがリアルに買った最近のお買い物を報告します。
etsuko sonobeのリング
こんにちは、編集Tです。
ごろっとしたキャンディのような色石のリングが欲しいの。
そう思って、ずっと長い間、理想のリングを探し続けていましたが、
ついに出合ってしまいました。
11月18日発売の「美しい時計とジュエリーがおしえてくれること。」という巻頭特集内、「宝石図鑑」という企画の撮影で、スタイリストさんが借りてきてくれたリングの中に、私が思い描いていた理想のリングがあったのです。
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それがこちら、sonobe etsukoのメタモルフォーシスクォーツのリングです。 雲のようなもくもくとしたホワイトですが、太陽光が当たると、ほんのり虹色に輝きます。
薗部悦子さんは武蔵野美術短期大学工芸デザイン専攻科卒業のジュエリー作家で、制作したコンテンポラリージュエリーを、国内外での個展やグループ展、アートフェアなどで作品を発表しています。
ジュエリーを通して物語が感じられるものづくりをされている作家さんで、このリングもデザインを削ぎ落としたシンプルな佇まいなのですが、不思議とあたたかみもあり、一度見ると記憶に残る存在感があります。
薗部さんはインクルージョンのある石に面白みを感じるそうで、あえて、他の鉱物や気体、液体などの内包物がある石を選んで作っているそうなので、ひとつひとつに表情があるところも魅力。
ピンと張りつめた冬の朝の空気を閉じ込めたようなリングは、まさに今の季節にぴったり。温かい部屋に入ると解けてしまいそうな、淡く儚い薄氷のような輝きを存分に楽しんでいます。
PC作業をする自分の右手の薬指にちょこんと鎮座するこのリングを見て、
「あー、可愛い」「可愛いは正義」と、毎日のように愛でています。