ファッション、美容、食べ物、インテリア、本、うつわ……、フィガロ部員たちがリアルに買った最近のお買い物を報告します。

ザ・ロウのパークトート

こんにちは、編集Tです。
PCや書類を入れる布製のトートバッグ、
お財布と携帯と入館証などのICカードなどの細かなものを小さなバッグ、というバッグの2個持ちというスタイルに落ちついてはや数年。
布製のトートはミュージアムショップで買ったものやブランドの展示会でいただくノベルティのものなど、
気分でとっかえひっかえしていますが、
お財布を入れるミニバッグの方は、ずっと同じものを使っていました。

そんな私でしたが、とある先輩エディターと打ち合わせの際に、彼女が持っていたバッグの佇まいの良さに勝手に一目惚れし、「もしかしてそれはザ・ロウですか?」と開口一番に聞いてしまいました。
目立つブランドロゴもなく、ごくシンプルなワンハンドルの自立したバケツ型のバッグ。
カゴバッグのような感覚で、ざくざくものを入れて、ラフに扱えそうなところがいいな、と思いました。

ところがこのパークトート、あまりにも人気のため国内にまったく在庫がないという状態。
海外の通販サイトでもストックがなく、ウェイティングリストに登録したのですが、実際に買えるのはいつになることやら。

そんな私に、一世一代のチャンスが到来。
パリ出張が入ったのです。
調べたところ、パリでザ・ロウの取り扱いがあるのはプランタンとボンマルシェ。
宿泊していたのが右岸だったので、撮影や取材の合間の時間にプランタンに走ったのですが、残念ながらお目当てのものは見つからず。
店員さん曰く、「パリではうちが一番売り場スペースが広いのよ。アメリカのブランドだから、パリではそんなに品揃えがないの」とのこと。

パリ宿泊最終日。
「今日を逃したら、しばらくはお目にかかれない」という執念で、わずかな隙間時間を使って、はるばる左岸のボンマルシェへ。
ボンマルシェの3階に広がっていたのは、まるで天国のような光景でした。
コート、シャツ、ニット、ドレス、パンツ、マルゴー、ブーツ……、
ここはザ・ロウのプレスルームなの?と錯覚してしまうほどの充実した品揃え。
うっとりしながらしばし眼福のコレクションを楽しみ、しっかりとお目当てのバッグを手に入れました。

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バッグそのものの重さをほとんど感じない軽さ、
使っている際にバッグそのものが身体に当たったとしても全く痛くない柔らかなレザー、
そして容量もちょうど良く、
手に持っている時だけでなく、ぽんと適当に置いた姿も美しい。
機能美に満ちた、そっけないほどシンプルな佇まい。
毎日、このバッグばかり使ってしまいそうな気がしています。

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