私がヴィンテージリングを買ったワケ。

ファッション、美容、食べ物、インテリア、本、うつわ......、フィガロ部員たちがリアルに買った最近のお買い物を報告します。

このジュエリーをつけている人はどんな女性なんだろう?

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こんにちは、編集TKです。

ジュエリーを買うときは、デザインの好みや手元のバランス、つけていて気分が上がることはもちろん、"このジュエリーをつけている人はどんな人なんだろう?"と想像をかき立てられるかどうかを意識することがあります。

そんな気持ちで購入したのが、青山のライラ ヴィンテージでひと目惚れした、Jacob Hullのリング(中指)。天然そのままのアメジストに無骨なシルバーを組み合わせたボリュームたっぷりの姿に魅了されて、即購入を決断しました。

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ゴールドの真鍮リング(画像奥)も、ライラ ヴィンテージで購入。一緒につけた時のボリューム感が気に入っていつもペアでつけています。

Jacob Hullは1960年から1970年代に活躍したデンマークを代表する彫刻家でありジュエリーデザイナー。シルバージュエリーや、シルバーに天然石やガラスを組み合わせた作品を多く輩出し、素材そのものの性質や姿を活かしたブルータリズムスタイルの作風で知られています。当時、ジョージ ジェンセンと共に人気のデザイナーとして名を馳せ、ヨーロッパのジュエリーに対する美意識を変えたデザイナーと言われているそう。 

その不器用で力強いデザインはどれも記憶に残るものばかり。華奢で可憐な天然石を用いたジュエリーとは一線を画す圧倒的な存在感があります。

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アメジストにシルバーを自由に纏わせたような有機的なフォルムやザラつきのある側面、そして重量感。このリングを見たときに感じたのは、この大胆さを完成させるまでには、だいぶ苦悩してこの1つを作り上げたのだろうなということ。ただただアンバランスなのではなく、綿密なまとまりを感じるところに芸術性の高さを感じたのです。きっとこのリングをつけるのはどこかエキセントリックでこだわりの強さがある人なのだろうなと。

......と、妄想が大部分を占めてはいますが、そんな魅力にあやかりたく日々指先に装着。スマートさはないかもしれないけれど、どっしりと落ち着いていて、エキセントリックで魅力的、そんななりたい自分に近づけるよう毎日眺めています。

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