中国清朝の宮廷料理、その門外不出の味をいまに伝える北京の名店、厲家菜(れいかさい)。ここの海外唯一の直営店が、今年、銀座にオープン。陣頭指揮をとる厲家4代目の厲愛茵(あいいん)料理長をはじめ、厨房スタッフは全員北京本店出身だけに、現地そのままの料理が食べられるのも魅力。126人もの料理人を抱え、医食同源に基づく料理が毎回百数十皿も並んだ西太后の食卓の片鱗を、できるだけ忠実に再現している。とはいえ、豪華絢爛な料理ばかりではなく、ありふれた食材をよく吟味し、食品添加物を一切使わず五味を大切にしている。丁寧な下ごしらえと巧みな調理法で極上の味に仕上げた料理は、これが真の贅沢と納得するおいしさ。
¥21,000コースの主菜のひとつ「赤ハタの揚げ物 厲家秘伝ソース」。醤油ベースのソースは上品な味。
¥15,000コースの前菜10種。手前中央は西太后が好んだ「翡翠豆腐」。初代厲子嘉考案の「牛肉のスパイス焼き」など名物料理がズラリと並ぶさまは壮観。
桂林の山水画をイメージした店内。
入り口の瓦は紫禁城のそれを模したもの。
-gourmande memo-
店内に飾られた西太后やラストエンペラー溥儀の古い写真を見つつ、
歴史に思いを馳せながらする食事は、より味わい深く楽しめそう。
厲家菜(れいかさい) 銀座
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル9F
tel:03-62289-6768
営)11時30分~14時L.O.、18時~21時L.O.
休)日
予算:昼¥4,800~、夜¥15,000~
座席数:テーブル28席、
4人用個室1室、8人用個室1室
www.reikasai.jp
*「フィガロジャポン」2016年11月号より抜粋
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル9F
tel:03-62289-6768
営)11時30分~14時L.O.、18時~21時L.O.
休)日
予算:昼¥4,800~、夜¥15,000~
座席数:テーブル28席、
4人用個室1室、8人用個室1室
www.reikasai.jp
*「フィガロジャポン」2016年11月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA
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