サルーズ キッチン マーケット／北参道／チャイニーズ フレンチシックな中華をワインと一緒に。

パリの街角にあるカフェのような雰囲気のチャイニーズビストロ。それが、北参道の裏手に今年4月オープンした、サルーズ キッチン マーケットだ。

2軒隣のビストロ コンカの姉妹店というだけに、水餃子にディルを忍ばせたり、おなじみの麻婆豆腐も豆腐ではなくマッシュポテトと合わせるなど、どことなくフレンチのエッセンスが香る料理も独創的。なかでもおすすめは春餅（チュンピン）。クレープのような薄い小麦粉の生地で、錦糸卵や旬の野菜など7種の具をお好みで巻いて食べる中国北方の料理だ。温もりのあるシャビーシックな空間で、豊富なヴァンナチュールと一緒にオリジナリティあふれる中華を楽しみたい。

「春餅」。写真は3人前¥2,916（注文は2人前から）。甘酢漬けのダイコン、ハチミツと酢、油でマリネしたビーツなどを巻いて。

料理は手前から、「麻婆マッシュ」¥1,296、「水餃子」¥864。麻婆のトッピングは揚げたカダイフ。水餃子の具はエビ、豚、キュウリにディルでさっぱりと。

グラスワインは3〜4種ほど用意。

2階には大テーブルもある。

-gourmande memo-

ビストロの姉妹店だけにワインが豊富。中華料理に合うロゼワインの品揃えも充実している。ワインはすべてヴァンナチュール。ボトルは¥4,860から、グラスワインは¥864からある。

＊『フィガロジャポン』2018年7月号より抜粋