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世界一の集客力と熱狂的なファンを誇る米国女子サッカーリーグNWSC。メーガン・ラピノやアッレクス・モーガンなどただならぬ有名選手たちを筆頭にフィールドだけでなくサッカー連盟内での性差別とも長年闘い続け、2022年には遂に報酬や待遇の平等協約を手にして、華々しくシーズンオフを迎えた。
昨年NWSCにデビューしたてのLAエンジェルシティFCは、ナタリー・ポートマンら女性3名が共同創設したクラブチーム。クリスティーナ・アギレラやジェニファー・ガーナー、ミア・ハムなどエンタメやスポーツ界のセレブリティらもこぞって投資家の立場でサポートしている。サッカー観戦やファンダムをエンターテイメントとしても楽しくするだけでなく、クラブに集まった企業資金の一部がコミュニティ活動に還元されるユニークな経営モデルも地元ファンが急増している理由のひとつだろう。
スターパワー満載のエンジェルシティFCに移籍したなでしこジャパン遠藤純選手は初シーズンで活躍し、注目されている。昨年春の移籍後のSNSから遠藤選手がフィールドの内外で、LA生活を満喫している様子が伝わってくる。英語で苦労しながらも同じ外国人選手として彼女を支えるブラジル出身のステファニー・フェラー・ヴァン・ギンケル選手との熱い友情、人生初というロングヘアで念願のお団子スタイル、LAのクリスマスやラスベガスでの大晦日をおしゃれに楽しむ様子、そしてサッカーコーチのアンドリュー・ジュリアン・ヘルナンデスとの恋愛模様も素敵だ。一人でやってきて不安もあったであろうLAでの生活はオフシーズンも絶好調のようだ。ぜひ来シーズンもがんばってと心から応援したい。
「Tú me gustas❤️（大好き）」とキャプションしたチームメイトステファニー・フェラー・ヴァン・ギンケル選手との友情は遠藤選手にとってポジティブ姿勢の源のようだ
言葉の壁もある海外チームへの移籍を同じ外国人であるチームメイトが熱い友情で支える。photography: © Angel City FC
ボーイフレンドはサッカーコーチのアンドリュー・ジュリアン・ヘルナンデス。オープンなラブラブがキュートながら潔く、彼は「ヘルシーな恋愛関係は足を引っ張ることなんてない。もっとがんばろうとインスピレーションになる」とコメント。
ベリーショートからピンクのセミロングも可愛いイメチェンだった遠藤選手、オフシーズンのロングヘアでいろんなおしゃれにトライしている。
アメリカンクリスマスも初体験。ショッピングしたり、住宅街の飾りを楽しんだり。
サッカーとゴルフに共通点がある？他のスポーツからも学び、サッカーに繋げるという遠藤選手の来シーズンの奮闘に期待！
text: Chinami Inaishi
稲石千奈美
在LAカルチャーコレスポンデント。多様性みなぎる都会とゆるりとした自然が当然のように日常で交差するシティ・オブ・エンジェルスがたまらなく好き。アーティストのアトリエからNASA研究室まで、ジャーナリストの特権ありきで見聞するストーリーをエディトリアルやドキュメンタリーで共有できることを幸せと思い続けている。
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