タブレはフランスではとてもポピュラーな料理。街のお惣菜屋さん、スーパーでも売られています。その身近さ度合いはキャロットラペと並ぶくらいでしょうか。
昔、フランスに住んでいた頃は、近所のシャルキュトリーでタブレやオリーブのマリネを買って、骨つきハムも1枚ついでに切ってもらって、アパートや公園でランチ。というように食べていました。ミントがふわっと香るタブレには、今もムフタール通りを思い出します。

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タブレのレシピはミントやトマト、きゅうりなどの野菜が入ったものが定番ですが、組み合わせる素材次第でアレンジはいかようにも。パリのカフェで食べるようなレシピから、今どきのワインバー風、星付きレストラン風にだって仕立てられます。

たくさんのタブレレシピを作ってきましたが、今よく作るレシピはこれ。みんなが大好きな香菜をどっさり加えて作ります。あれこれ加えるよりも、青い味をバシッと決めて夏の味に。そして、レモンをきゅっと搾り入れて酸味を効かせます。
ワインはもちろんロゼ。エスニックテイストの料理には南仏のロゼがぴたりときます。パリの夏の夜に思いを馳せながら、タブレを頬張りつつ、ロゼをオンザロックで。

香菜ときゅうりのタブレ

<材料 2人分>
クスクス 1/2カップ
小海老 10尾 
きゅうり 1/2本
香菜 2茎
レモンの皮 1/2個分
* オリーブオイル レモン汁、ワインヴィネガー各大さじ1と1/2 塩小さじ1/3 粗挽き黒こしょう少々
オリーブオイル 塩

<作り方>
1.ボウルにクスクス、塩少々、オリーブオイル大さじ1を加える。熱湯90㏄を加えて、ふたをして10分蒸らす。*は混ぜ合わせておく。
2.小海老は背わたをとり、塩、片栗粉でもみ洗いをし、塩を加えた湯でさっとゆでる。*の半量に加えて下味をつける。
3.クスクスをフォークでよくほぐしてぽろぽろにする。*の残りを加え混ぜて、冷ます。
4.きゅうりは角切り、香菜はざく切りにする。レモンの皮はすりおろして加える。3に2とともに加え混ぜる。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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