桃とブルーチーズと蜂蜜と
平野由希子の季節のおつまみ 2018.07.20
桃の季節。桃の存在感のおかげで、手をかけなくてもちょっと特別感のあるおつまみができてしまいます。
モッツァレラやブラータなどのフレッシュチーズを合わせた前菜が定番ですが、ときどき、癖の強いブルーチーズも合わせたくなります。
桃の甘さにブルーチーズのしょっぱさをぶつけた組み合わせ。少し固くなったバゲットに乗せて、蜂蜜をひと垂らしして、タルティーヌに。
甘い、しょっぱい、しょっぱい、甘いがお酒を呼ぶ味に。
ブルーチーズはフランスのオーヴェルニュ地方のブルードーヴェルニュ、蜂蜜はタスマニアのレザーウッドハニーを使いました。
合わせるお酒は少し華やかな香りがあるものが似合うよう。桃にロゼシャンパーニュという王道の組み合わせはもちろん、フレッシュで少し濁りのあるような日本酒スパークリングもおすすめのひとつ。
暑くて家から一歩も出たくないような日には、後は生ハムでも用意して、ゆるりというよりだらりというのがぴったりな家飲みを決め込んでみるのも悪くないかも。
桃とブルーチーズのタルティーヌ
<材料 2人分>
バゲット(スライス)6枚
桃 1/2個
ブルーチーズ 30g
はちみつ
<作り方>
1.桃は角切りにする。ブルーチーズは手でほぐす。
2.バゲットに1をのせ、ブルーチーズにはちみつ少々をかけてオーブントースターで焼く。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir