ソラ豆とリコッタチーズのパスタで春の軽やかさを
平野由希子の季節のおつまみ 2021.03.26
リコッタチーズをお土産にいただいたので、それを使ってパスタを作ることにしました。日本ワインも日本のチーズも近年めきめきおいしくなっていて、想像以上の味に驚くことがたびたびあります。日本って本当にすばらしい。
パスタは手打ちのオレキエッテなら最高ですが、今日は買い置きのフジッリで。それでも柔らかめに茹でたソラ豆のソースにリコッタをからめながらいただくと、にっこりしてしまう出来栄え。生クリームのソースと違いリコッタチーズで作ったパスタはこっくりしているのに爽やかで軽やか。この軽さが春の気分にちょうどいいように思います。白ワインを合わせて、ゆったりと春を味わって。
ソラ豆とリコッタチーズのパスタ
<材料 2人分>
ショートパスタ(オレキエッテ、フジッリなど)120g
ソラ豆 6さや
新玉ネギ 1/6個
パンチェッタまたはベーコン 2枚
リコッタチーズ 100g
オリーブオイル
塩、コショウ
<作り方>
⒈ ソラ豆はさやからだし、新玉ネギは薄切り、パンチェッタは1㎝幅に切る。
⒉ 湯を沸かし塩を加えてソラ豆を茹でる。薄皮をむいておく。
⒊ 2の鍋でパスタを茹でる。
⒋ フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、パンチェッタ、新玉ネギを加えて炒める。しんなりとしたら、2のソラ豆とパスタの茹で汁大さじ3、水大さじ3を加えて水分が半量になり、ソラ豆が少し崩れるくらいまで煮る。
⒌ パスタが茹で上がったら、4に加え、茹で汁、オリーブオイル適量を加え混ぜ、塩、コショウで味を調える。うつわによそい、リコッタチーズをのせ、混ぜながらいただく。
北海道でイタリア職人が作るリコッタ。穏やかでさっぱりした味わい。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir