この季節、赤ワインを飲む時には、ビーツを使ったおつまみをときどき作ります。真っ赤なビーツは赤い味をしています。野菜にしても肉にしても、色は味を持っているということを感じます。そして、ビーツは赤ワインをぐっと引き寄せてくれる野菜。いつものキャロットラペにビーツを加えると赤ワインのためのおつまみサラダになります。

ビーツと人参を和えていると、みるみる人参が赤い色に染まっていきます。作るたびにその様を美しいなあと思います。こういう工程を眺めて楽しめるのは作る人の特権。ビーツをおろしているその手も赤く染まりますが、あまり気にしなくても大丈夫。ビーツは水溶性なので、10分ほどすると自然に元の色に戻ります。

何もかも染めてしまうほど、強い赤。それもビーツの魅力です。

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ビーツと人参のサラダ

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<材料 2人分>
ビーツ 中1/2個
人参 1本
クルミ 3〜4個
オリーブオイル 大さじ2
赤ワインヴィネガー 小さじ2
塩 小さじ1/3
コショウ 少々

<作り方>
1. ビーツ、人参はチーズおろしなどのスライサーでおろす。
2. 1をオリーブオイル、ヴィネガー、塩、コショウで和える。クルミを加えて混ぜる。

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土の味の風味のするビーツ。今日の赤ワインはブルゴーニュ。ダヴィッド・モローのサントネ。

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人参をおろすのに使うチーズおろし。最近購入したオリーブオイルには、愛猫クミンを彷彿するイラストつき。

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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