苦瓜のタルティーヌ 2種
平野由希子の季節のおつまみ 2023.07.25
キュウリ好きの私。夏はキュウリを毎日1本。サンドイッチやタルティーヌにしたりと日々食べているのですが、さすがに少し飽きてきたので、目先を変えて、苦瓜(ゴーヤ)でタルティーヌを作ってみました。
ひとつは卵マヨネーズと合わせたもの。卵よりたっぷりの苦瓜がポイント。もうひとつは「苦瓜 オ ブール」。フランスの定番おつまみ「ラディ オ ブール」からヒントを得ました。このおつまみはラディッシュにバターをつけて食べるものですが、野菜の苦味や辛味にバターがマッチして思いがけないおいしさになります。苦瓜にバターを合わせたのは初めてなのですが、苦味、青い味、みずみずしさにバターのクリーミーさが不思議なくらいによく合いました。この組み合わせ、この夏はまってしまいそうです。
苦瓜にはビールもよさそうですが、今日はクリアなグリーンイエローが目にも涼しいペティアンを選びました。カボスやライムを思わす風味でほんのりとした苦味もあります。苦瓜と合わせてみたら、爽やかさが倍増したようです。
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苦瓜のタルティーヌ 2種
<材料 1人分>
ライ麦パン 2枚
苦瓜 10cm
ゆで卵 1個
マヨネーズ 大さじ1
無塩バター 小さじ2〜大さじ1
塩、こしょう
1. パンは薄く焼き色がつく程度に焼いておく。苦瓜は縦半分に切り、種とわたを取り除き、半量は薄切り。残り半量は5ミリ程度の角切りにする。それぞれ塩少々をふり、しばらく置いてしんなりとさせ、出てきた水気を拭く。
2. ゆで卵に角切りの苦瓜、マヨネーズ、こしょう少々を加えまぜ、パンにたっぷりとのせる。
3. もう1枚のパンにはバターを塗り、薄切りの苦瓜をのせる。
ロワールのペティアン ナチュレル アスタラ・ヴィズラ [2021] ソンシャイン・ヴァン。爽やかで心地よいアフターの泡は夏の暑さを癒やしてくれるよう。
フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir