のたうち回る男性も...生理痛シミュレーターの動画が話題に。

Society & Business 2023.08.24

アメリカでSomedaysという企業が生理痛シミュレーターを開発した。パートナーが毎月経験しているかもしれない試練に関心を持ってもらうことが目的だ。

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アメリカで、男性がシミュレーターを使って生理痛を体験!(画像はイメージ) photography: Shutterstock

女性には毎月やってくるものがある。その間は痛みに身をよじらせながら日々のタスクをこなさなければならない。月経痛の症状は人それぞれだが下腹部の痛みはほぼ必ず伴い、それが腰まで広がることもある。フランスでは今年5月にエコロジストの国会議員が生理休暇を定める法案を提出した。スペインで同じ法案が可決された数カ月後のことだ。

アメリカではいまのところそのような議論はまったく存在しない。国民に関心を持ってもらい、生理中の女性の本当の大変さ実感してもらうため、Somedays社という生理痛を和らげる製品を販売しているブランドは生理痛シミュレーターを開発し、専用のサロンで提供し始めた。そして警官を含む数人の男性にこの装置を装着してもらったビデオをTikTok上でシェアしている。彼らの反応はウェブ上で多くの人の笑いを誘っている。

必要な経験

適度な痛みから激痛まで10のレベルがあるこのシミュレーターは、女性が実際に感じている生理痛に忠実に作られたそうだ。何千回も再生されているこれらのシーンでは、あまりにも強い生理痛に床に転がってしまう男性すらいる。周りでは女性が面白そうに彼らのビデオを撮っている。「どの男性も経験するべきです」「これを4-5日間、耐えてもらわなきゃ」「すごくいいアイデア。私たちの痛みはいつも軽視されているけれど、そんなことおかしいわ」と映像のコメント欄に投稿されている。

Somedays社はふたりの女性、カッサンドラ・ノードとラックス・ペリーが月経にまつわるタブーを覆すために設立した会社だ。TikTokビデオでふたりは、体験しにきた男性たちに立ち上がったり、踊ったり、おしゃべりしたりすることを要求する。女性と同じ状況を体験してもらうためだ。社会の考え方を変える素晴らしいアイディアだ。

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text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hana Okazaki, Hide Okazaki

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