メーガン夫人、育児休暇についてアメリカの議会に提言!

Society & Business 2021.10.22

10月20日水曜日、メーガン夫人は米議会に宛てた公開書簡を発表し、第2子出産後の自分の体験を交えて、育児休暇を国民の権利とすることの重要性を訴えた。

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グローバルシチズンライブでスピーチするメーガン夫人。(ニューヨーク、2021年9月25日) photo:Getty Images

「6月に私たち夫婦にふたり目の子どもが生まれました」とメーガン夫人から米議会に宛てた公開書簡にある。この書簡は10月20日水曜日、有給休暇制度の設置を求める複数の市民団体のナショナルキャンペーンサイト「Paid Leave for All」に掲載され、メーガン夫人は育児休暇を国民の権利とすることの重要性を訴えた。娘リリベット・ダイアナを出産して、夫のハリー王子と「どの親もそうであるように、私たちは狂喜し、どの親もそうであるように、私たちは圧倒されました」とメーガン夫人は書く。2020年1月の「メグジット」後、メーガン夫人とハリー王子はイギリスを離れ、現在は米国で2歳のアーチーと4カ月のリリベット・ダイアナを育てている。

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難しい選択

上院院内総務のチャールズ・シューマー議員と下院議長のナンシー・ペロシ議員に宛てたこの書簡でメーガン夫人はさらに自らの育児体験を訴える。「私たちの場合、重要な最初の数ヶ月を赤ちゃんと過ごすか、仕事に戻るかという厳しい現実の選択に迫られずにすみました。それができる親は多くありません。決断せざるをえない状況に追い込まれる家庭があってはなりません。生活費を稼ぐのか、子ども(より包括的な有給休暇制度の場合は近親や自分自身も)の世話をする自由を得るのかの選択を迫られる家庭があってはなりません」と書いた上で子育ては、「コミュニティや国を育てることに」通じると訴えた。

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「外食はサラダバー」

確かに現在、民主党の社会保障法案から育児休暇の権利が削除される可能性がある。「有給休暇は、導入企業で働いている人や、制度が存在する数少ない州に住んでいる人だけが享受できるオプションではなくて、全国民の権利であるべきです。政治よりも家族を優先すべきです」とメーガン夫人は続ける。さらに自分の子ども時代を振り返って、「子どもの頃、外食といえばシズラーのサラダバーでした。値段は4.99ドルでした(...)覚えているのはその時の気持ちです。両親がどれだけきつい仕事をしているのかわかっていました。たった5ドルであっても外食はめったになく、行く時はラッキーな気がしたものです」

メーガン夫人は13歳から地元のフローズンヨーグルトショップで働き始めた。「ウェイトレスやベビーシッターなど、生活のために色々な仕事をして」いたが、これは多くのアメリカ人が体験していることだそうだ。「この国の人々は、信じられないほどきつい労働をこなしていますが、願いはささやかです。それは公平な競争条件です。なにもかもが分断に向かっているとき、これは私たちが団結するための共通の目標となるでしょう」と締めくくった。

text:Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)

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