通訳が泣き崩れた......。欧州議会でウクライナ大統領がスピーチ。

Society & Business 2022.03.02

2月27日(日)にテレビで行われたウォロディミル・ゼレンスキー大統領の演説を通訳していたドイツ人の通訳者は、感情を隠せない様子であった。

 

 

ドイツの新聞「ディ・ヴェルト」の翻訳者は、ゼレンスキー大統領による戦時中の最新演説を訳しながら、泣き崩れた......。

「ごめんなさい」と通訳は泣きすすりながら発言した。2月27日(日)、ロシアとウクライナの戦争に関するウォロディミル・ゼレンスキー大統領のスピーチを翻訳していたドイツ人通訳者は、自分の感情を隠せない様子だった。ドイツの日刊紙Die Welt(ディ・ヴェルト)に勤める翻訳者は、その演説に圧倒され、生放送で泣き崩れてしまったのだ。「ロシアは悪の道を進んでいる。ロシアは国連での発言力を剥奪されるべきだ」とウクライナ大統領の発言に共鳴するかのように、彼女はゼレンスキー大統領の言葉を訳した。「我々ウクライナのことは一番よくわかっている......」と訳し始めると声をつまらせた。

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“誰も私たちを壊すことはできない”

そして、大統領の演説で涙を流したのは、その翻訳家だけではなかった。3月1日(火)に欧州議会議員とのビデオ会議で行われたウォロディミル・ゼレンスキー大統領のスピーチでも、英語の通訳者が感情をあらわにしたのである。

 

 

「今朝、ロシアのミサイルが2発、ハリコフを直撃しました。この状況を信じられますか? 私たちは、自由、価値観、国のために命を捧げます」とイギリス人翻訳者は訳した。さらに、「私を信じてください。今日のすべての広場は、それが何と呼ばれようとも、わが国のすべての都市で自由広場と呼ばれるようになります。私たちを誰も壊すことはできません。私たちはウクライナ人です」と続けた。2月24日以来、全世界の人々が同じ気持ちで見守っている。

texte: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr), traduction: Hanae Yamaguchi

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