全米オープンテニスで16歳の選手、サラ・ベイレックと父親のハグシーンの動画が炎上。

Society & Business 2022.09.05

全米オープンテニス予選が行われた8月26日、16歳のチェコ出身のテニスプレーヤー、サラ・ベイレックが本戦出場を決めた。しかしながらみんなの記憶に残ったのは、サラの父親らによるハグシーンだけだった。

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全米オープンテニスでクリスティナ・ムラデノビッチとの試合終了後のサラ・ベイレック。(2022年8月24日、ニューヨーク) photography: Abaca

せっかく勝ったのに、と本人は思ったかもしれない。チェコ出身の16歳のサラ・ベイレックは全米オープンテニス予選でイギリスのヘザー・ワトソンに勝ち、大喜びした。ところが、スタンドにいた父親らとのハグシーンがSNSで炎上した。

瞬く間に拡散した動画にはサラが観客席にいる父親のヤロスラフ・ベイレックに近づき、ハグするシーンが映っている。父親は娘のお尻を何度も叩いた後、口に軽くキスをした。もう一人、サラが8歳のときからついているコーチも同様にお尻をなでた。

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この動画がネットで炎上してすぐに誤解を解こうと動いたのはサラ本人だった。「チーム全員、うれしくてついやってしまいました」とこの行動が高揚感のためだったと弁明した。「確かに見ていて気まずく、不快に感じる方もいらっしゃるかもしれません。すでにチームと話し合いました。二度と起こらないようにします」

サラは「カルチャーの違い」を強調し、「チェコで同じようなことをしても誰も気に留めません。アメリカに来てからは、誰もが話題にします。パパはずっと私の父ですし、コーチのことは8歳から知っています」と父親を擁護した。サラ・ベイレックは弱冠16歳で本戦デビューを果たしたものの、8月30日(火)の1回戦でロシアのリュドミラ・サムソノワに敗退した。今後はきっと話題になるなら試合で、と思っているに違いない。

text: Mathilde Seifert (madame.lefigaro.fr)

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