Business with Attitude 地球のための小さな一歩を、応援してくれるカレンダー。

Society & Business 2022.10.24

衣食住、そして働くという日々の暮らしを大切にしてきたフィガロジャポンの新プロジェクトBusiness with Attitudeは今年3月、日常の課題を解決し、よりよい明日に繋がるビジネスアイデアを広く一般から募るピッチコンテストを初開催。100件を超える応募が寄せられ、その中からファイナリスト6組を選出した。

暮らしをより美しく、豊かにする6組のアイデアを紹介する。


Dream Award
小学生以上のすべての女性たちを対象に、明日をよりよくする夢のアイデアを募集。BWA事務局が、その夢の実現に向けたさまざまなサポートを提供。


#04
Contestant|鈴木理沙 専門学生

Pitch Title|Earth Calendar

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2003年、千葉県生まれ。この春ビジネス専門学校に入学。年内に地球課題を考える学生向けのコミュニティ創設を支援するソーシャルビジネスの設立を目指している。

地球のための小さな一歩を、応援してくれるカレンダー。

この春に高校を卒業し、都内のビジネス系専門学校に進学した鈴木理沙。世界各国から集まった同級生たちとデジタルビジネスを学び、年内にも、地球課題について考える学生の活動を支援するソーシャルビジネスを立ち上げたいと意気込んでいる。そんな彼女が実現したいアイデアは、地球のためにできる小さなアクションを日替わりで提案するEarth Calendar。日めくりのカレンダーに、地球課題に対して誰もがチャレンジできるちょっとした行動を記すことで、SDGs達成のための具体的な行動を後押しする。「地球課題に関心はあるけれど、SDGsやエシカルアクションはちょっとハードルが高いと感じる人は多い。このカレンダーなら、ゲーム感覚で実行してもらえる」と語り、アイデアを温めている。

>>【ピッチを見る】365日、ゲーム感覚で楽しめる環境アクション。

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多様なバックグラウンドの同級生たちと一緒にビジネスを学んでいるという。 

Q1. 日常の課題を解決するあなたのアイデアを教えて下さい。

Earth Calendarは地球課題に向き合う小さなアクションが書かれた日めくりカレンダー。日ごとに「今日一日は動物由来のものは使わない」とか「洋服をリペアしてみよう」など、小さなアクションを促す一言が書かれています。地球環境のためにヴィーガンになったり、デモに参加したりするのはなかなかハードルが高いけれど、一日だけトライできる小さな取り組みだったら、ちょっとチャレンジしてみようと思ってもらえるはずです。

Q2. このアイデアを思いついたきっかけは?

高校2年生の時に参加したイベントで、大好きなファッションが実は環境問題と深く結びついていることを知り、自分の消費行動を改めて考えるようになりました。ただ、周囲にはSDGsやエシカルファッションに関心はあっても、「そんなことをやるのは一部のインフルエンサーやアクティビストでしょ」と思っている人も多い。そこで、誰もが地球のためにできるアクションを、日めくりカレンダーにして提案するのはどうだろうと思いました。

Q3. 現状の課題は? また活動を通して描く未来は?

カレンダーを作るために、今後は365日分のアイデアを多くの人に参加してもらって集めたいと思っています。そうすれば、より多くの人が自分ごととして地球課題のアクションに取り組めると思うから。このアイデアは、祖母の家で日めくりカレンダーを見て思いついたもの。日常の中に当たり前に溶け込むカレンダーを通して、エコカルチャーが日本の日常生活に根付くきっかけが生まれればいいなと思っています。

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母の母国のフィリピンでストリートチルドレンと出会い、社会課題に関心を持ったという。

Pitch Contest 2022
Finalists

*「フィガロジャポン」2022年9月号より抜粋

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