ミスアメリカに挑戦する、22歳の美しすぎる米空軍士官とは？

昨年夏からミスコロラドに選ばれているマディソン・マーシュ。彼女は異色の経歴を持つハーバード大学の学生であり、1月14日にフロリダ州オーランドで開催されるミスアメリカ選挙に参加する。

ミスアメリカに挑戦するマディソン・マーシュ。（ネバダ、2023年12月19日）photography: Abaca

彼女のInstagramのアカウントは、プロフィールと同様、一般的ではない。マディソン・マーシュのページには、メイクアップやイブニングドレスでドレスアップした写真と、戦闘服を着て飛行機を操縦したり、ガスマスクを着用した写真が交互に投稿されている。22歳の彼女の経歴は実に興味深い。2023年5月にミスコロラドに選ばれたマディソン・マーシュは、1月14日にオーランドで開催されるミスアメリカ選挙に参加する。米空軍少尉で、ハーバード・ケネディ・スクールで学びながら戦闘機パイロットになることを希望しているマーシュは、美人コンテストに参加する「初の現役米陸軍将校」となる。

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コンテスト向きの才能はない

マディソン・マーシュは、自分の経歴が少し変わっていることをよく理解している。「自分にはいわゆるコンテスト向きの才能はない。歌えないし、踊れない」と彼女はAETC（航空教育・訓練軍団）に語った。しかし、彼女は群衆の中で目立つ方法を見つけた。候補者の特別な才能を紹介するステージで、彼女は生き生きと訴えたのである。「16歳の時に初めての単独飛行をした際の話をしました。それが私の指導力の基本的な特徴を形成し、アメリカ空軍士官学校（アメリカ空軍および宇宙軍に奉仕するために将校を養成する軍事アカデミー）で活用し、成人後の職業生活でも役立っています。」

ミスアメリカ候補者の彼女にとっては、大会に参加することに矛盾はない。彼女の考えでは、軍隊とミスアメリカ組織の間には、「地域社会への奉仕の重要性」を強調するなど、共通の価値観が存在するからだ。その一方で、人々とのつながりを築き、優れたリーダーになるために、「輝かしい履歴書を用意すること」と「人前で話す方法を知ること」も重要である。彼女はまた、ミスであっても筋肉質になれることを示すことで、「先入観や固定観念」を払拭するつもりだ。彼女はまた、女性がスポーツを始めるきっかけになり、多くの若い女の子たちがパイロットや宇宙飛行士になるきっかけになることを望んでいる。

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10代のドラマ

マディソン・マーシュがいつかこんな挑戦をするだろうとは誰も予測していなかったが、子どもの頃、彼女は主に科学に情熱を注いでおり、すでに飛ぶことを夢見ていた。そして、彼女はパイロットまたは宇宙飛行士のキャリアの間で迷っていた。また、彼女の夢を両親は支えてきた。マディソン・マーシュはその後、音速の壁を突破する人々のように、驚異的な経歴を歩んでいる。13歳で、彼女は初めての宇宙キャンプに参加した。2年後、飛行のレッスンを開始した。17歳でパイロットの免許を取得し、士官候補生になることを目指した。10代の天才少女は、人生を急速に変化させた。

この間、若い女性は膵臓がんで母ホイットニーを亡くした。2018年、彼女は父親と妹とともに、「膵臓がんの早期発見への意識を高め、研究資金を援助する」ために、彼女に敬意を表して財団を立ち上げた。

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絶対的な戦士

2023年9月より、マディソン・マーシュはハーバード大学ケネディスクール（ハーバード大学の公共政策専攻棟）の公共政策修士課程にも在籍し、「がんと闘うための真の政策の実現を妨げている要因」を理解しようと学んでいる。彼女はまた、ダナファーバーがん研究所で膵臓がんの早期発見に関する研究に取り組む準備も進めている。NASAでのインターンシップを終え、ヴァージン諸島のエテルマン天文台で働いていた彼女は、自身のInstagramのアカウントで母ホイットニーに敬意を表すことを決して忘れない。

「私の母は絶対的な戦士でした」と彼女は2023年3月付けの投稿に綴った。「私たちを学校に送る前に起きて、16キロを走るような女性でした（...）ときどき自分はやる気がなくなると、どんな言い訳があるだろうか、と考えます。母が最も悪質ながんに対する治療を受けながら、命を失う可能性があることを知りながらもそれを成し遂げることができたのですから、私だって立ち上がってできるはずです。」

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政治への関心

マディソン・マーシュは空軍士官学校で天文学を中心に物理学を学んだ後、空軍少尉になった。在学中、彼女は、コンテストの常連だった従姉妹に触発され、ミスコンテストへの出場を考えた。

この経験は、若い女性にとって有益かもしれない。彼女は2022年7月に政界への挑戦を志す意欲を表明しており、その直前には議会での夏のインターンシップを行った。Instagramで彼女は「これは政治により深く没頭する理想的な機会でした。いつかここで働くことができることを願っています」と述べていた。

一緒にポーズをとるマディソン・マーシュとボーイフレンド。photography: Instagram/@missmadisonmarshのスクリーンショット

マディソン・マーシュは最も注目されるミスアメリカ候補者のひとりとなるだろう。そして、彼女の口ひげを生やしたボーイフレンドは、映画『トップガン』のトム・クルーズの右腕、グースと比較されるほどの人物である。