デンマークの28歳の国会議員、15歳の少女との交際を告白。

Society & Business 2024.02.14

28歳のデンマーク人議員マイク・フォンセカが、15歳の少女と交際していることを認めた。この交際が発覚し、所属政党から除名されるに至ったため、病気休暇を経て国会に復帰した彼は、自分自身を擁護することに躍起になっている。

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デンマークの単一の議院であるフォルケティングに出席するデンマークの国会議員たち。(コペンハーゲン、2023年12月7日)photography:AP/Aflo

デンマークの下院議員マイク・フォンセカは認めた。28歳の彼は15歳の少女と交際しているのだ。2月8日、下院議員マイク・フォンセカは、交際が明るみに出て党から除名され、病気休暇後に国会に復帰した際、若い女性との関係について弁明した。「私とガールフレンドの関係は良好だ。気が合っているし、愛し合っている」とマイク・フォンセカは報道陣にこう語ったが、その一方で、ふたりの交際が驚きであることは「理解している」と認めた。

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「15歳から17歳の人間は十分に成熟している」

マイク・フォンセカは11月中旬に10代の少女との関係が世間に明らかになり、政権与党である中道右派の穏健党から即座に除名された。3ヶ月近く病気で休んだ後、彼は無所属としてフォルケティング(デンマークの一院制議会)に復帰した。

マイク・フォンセカは、オンライン新聞『アルティンゲット』に掲載された論説で、「刑事責任年齢も15歳であり、15歳の時点で自分の決断と選択に責任を負うことができる」と主張した。「私は15歳から17歳の人間を、重要な選択をするには十分に成熟していると見なすことができると考えている」と彼は主張した。

「政治家の役割と相容れない」

ティーンエイジャーの身元は明らかにされなかったが、同議員は彼女の両親の同意を得ていると述べた。「私たちは彼女とマイクを信頼している。私たちが彼女を監禁し、ふたりの交際を禁じても、おそらく彼女はいずれにせよやっていたでしょうし、信頼の絆は完全に壊れていたでしょう」と、彼らは匿名を条件にデンマークのタブロイド紙『エクストラ・ブラデット』に語った。

前党のラース・ラスムセン外相にとって、この関係は「穏健党の政治家であることとはまったく相容れない」ものだという。「私たちが話題にしているのは、まだ15歳の少女についてであり、その関係が始まったのは彼女が中学2年生のときのこと。未成年の少女と定期的に性的関係を持つような国会議員を私たちは持つことはできない」」と彼はTV2に語った。

最近、女優ジュディット・ゴドレーシュが映画監督ベノワ・ジャコとの関係を公表したことを考慮すると、この出来事は再び大人が青少年に対して行使する支配の問題を浮き彫りにしている。実際、臨床心理学者のアナイス・ヴォワは「マダムフィガロ」誌に対し、「思春期には、アイデンティティが構築途中であり、『心の再編』が行われている時期で精神は脆弱です。それゆえ、年長の女性よりも若い女性はコントロールするのが簡単なのです」と分析している。

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text: Ségolène Forgar avec AFP (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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