女性の才能を育むWomen@DIORが今年も開催。
Society & Business 2024.04.17
去る3月8日の国際女性デーに合わせて、ディオールとユネスコがパリのユネスコ本部にて「Women@DIOR & UNESCO グローバルカンファレンス」を開催。教育、公平性、インクルージョン、ジェンダー平等といった「Women@DIOR」の重要な核となるテーマをこれまで以上に探求した。
パリのユネスコ本部で開催された「Women@DIOR & UNESCO グローバルカンファレンス」。講演のスピーカーやメンター、「Dream for Change Project」の受賞者を含むメンティーらが世界各地から出席した。
Women@DIORは、2017年にローンチされたユニークな国際的メンタリング(年長者である熟練者が若手に1対1で助言を行うこと。とくにメンター制度で用いられるコミュニケーション手法)兼教育プログラム。これまでに世界で何千人もの若い女性を指導し、彼女たちの才能を開花させてきた。参加者はフランス、中国、ナイジェリア、ケニア、コスタリカ、ブラジル、イラン、バングラデシュなど58カ国にまたがり、ビジネス、エンジニアリング、アート、ファッションなど、さまざまな分野から選ばれている。
今年のイベントでは、LVMHグループ、ディオール、ユネスコにおいて、Women@DIORのリーダーを務めてきたメンティー(助言を受ける側)とメンターが、ノーベル平和賞受賞者のレイマ・ボウィなど、女性の権利と自由のために活動をしている知的刺激に満ちた人々とともに講演した。これらの洞察に満ちた講演に続き、マリア・グラツィア・キウリを審査委員長とする審査委員会が、地域社会における少女の自立を支援するイニシアチブ「Dream for Change Project」の受賞者を選出した。
このWomen@DIOR & UNESCO グローバルカンファレンス 2024の模様は、Women@DIOR公式サイトより配信予定。ディオールの社会活動への取り組みに加え、若い女性へのエンパワーメント、男女平等や持続可能な未来、女性のリーダーシップといったテーマに興味がある人はぜひチェックして。
イベントで講演を行なった、2011年のノーベル平和賞受賞者のレイマ・ボウィ(左)。
韓国のイ・スン(右から2人目)は、極度なルッキズムが若い女性にもたらすプレッシャーという危険な状況を取り上げたプロジェクト「Be Natural」が評価され、「Dream for Change Project」を受賞した。
インドのネハ・ジェイン(右から2人目)は、社会経済的に恵まれないインドの女性職人が、手工芸品ビジネスを持続的に成長させるためのインキュベーター・プログラム「Meraki(メラキ)」で「Dream for Change Project」を受賞。彼女は受賞の喜びを「インドの女性職人たちの知られざる物語と、プロジェクトの中心であり魂である認知されていない才能への賛辞」とインスタグラムに綴っている。
クリスチャン ディオール
0120-02-1947(フリーダイヤル)
text: Natsuko Kadokura