地域のアイデアを持ち寄る、東京駅直結の名所。
Society & Business 2024.05.13
暮らしと社会をより良く豊かにするアイデアを募るフィガロジャポンのビジネスコンテスト、BWA Pitch Contest 2024。本イベントが、7月18日(木)に東京ミッドタウン八重洲内の「POTLUCK YAESU」(以下ポットラック ヤエス)で開催される。
東京駅にほど近いポットラック ヤエスは、地域や経済をより良くしたいという挑戦者たちの新たなネットワークづくりを支援するスペース。全国各地の事業者や地方創生のプレイヤーたちから注目を集める、その取り組みを紹介しよう。
ポットラック ヤエスが拠点とする「イノベーションフィールド八重洲」5階にある交流ラウンジ。偶然の出会いによって会話がはかどるようなオープンスペース。地域の魅力を展示するコーナーもある。
ポットラックとは「持ち寄る」という意味。相手にモノを贈るアメリカ先住民の風習がその語源。
現代において地域や経済を動かすカギは、損得を超えて「贈る」精神だーーそんな考えに基づき、日本中の仲間が知恵を持ち寄り与え合うことで、地域が活性化していくことを目指すのが、ポットラック ヤエスだ。
ポットラック ヤエスが拠点とする「イノベーションフィールド八重洲」(東京ミッドタウン八重洲5階)では、プロジェクトパートナーである企業や各地域のプレイヤーたちとの交流を促すさまざまな機会を提供し、情報発信支援や共創活動を進めている。
ラウンジは、登録なしで無料で利用できるオープンスペース。単なるワークスペースではなく、人との出会いを大切にしている。併設の「チカバキッチン東京八重洲」では、全国から集まった食材を使用したランチボックス、バリスタ厳選のロースタリーが提供する期間限定のコーヒー、週替わりの牧場直送ミルクなど、日本の食材を身近に感じられるメニューが楽しめる。
140人を収容し、トークショーやシンポジウム、ビジネス交流会など、さまざまな用途に対応できるイベントスペース。今年のBWA Pitch Contestは、こちらのイベントスペースで開催予定。
ラウンジに併設した「スタジオ」では、動画や音声の収録・配信ができる機材を完備。リアルとオンラインの同時開催イベント「ポットラック トーク」を定期的に開催し、地域経済創発につながる場を提供している。
地域のイノベーションに繋がる、各種イベントも随時開催!
ポットラック ヤエスでは、独自の視点で地域の魅力を紹介する展示やイベントも数多く実施している。
全国各地で活動するプレイヤーたちが一同に揃い、地域経済について考える日本最大級の地域経済創発の祭典「ポットラック フェス」ほか、「地域×イノベーション」をテーマにしたハイブリッドな配信イベント「ポットラック トーク」、地域でおもしろい取り組みを進める人たちをバーマスターに迎え、ドリンクを片手にざっくばらんに語り合う「ポットラック バー」など、ユニークな企画も開催中。
新しい可能性や仲間を見つける機会を提供するイベントは、一般参加も受け付けている。詳細はポットラック ヤエスのウェブサイトから確認を。
全国から約600名が集まる日本最大級の地域経済創発の祭典、「ポットラック フェス」。
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ポットラック ヤエスから生まれる、新たなビジネスの可能性。
昨年、このポットラック ヤエスで開かれた「フィガロジャポン BWA Pitch Contest 2023」では、書類選考を通過した8組のファイナリストが全国各地から大集結! 日々の暮らしのなかでの自身の体験や思いから生まれたビジネスアイデアを発表した。
コンテストの様子は、ポットラック ヤエスのイベントスペースから全国に向けてライブ配信されるととも、会場には抽選で選ばれた読者30人が応援に駆けつけた。
東京の夜景が見えるイベントスペースで行われたBWA Pitch Contest 2023。イベント終了後、リアル会場ではドリンクを片手に交流会も行われた。photography: Mirei Sakaki
ポットラック ヤエスを舞台に、普段は顔を合わせることのないさまざまなジャンルの起業家、審査員、そして観客同士の交流が生まれることで、新しいアイデアの創成やビジネスの実現にも繋がった昨年のBWA Pitch Contest。今年も次世代のロールモデルとなる女性たちが集うことで、この場所からどんなインパクトが生まれるのか、乞うご期待!
photorgraphy: Courtesy of Potluck Yaesu text: Junko Kubodera