「沈黙は金」でない。国際女性デーに合わせ、ポメラートがメッセージ動画を公開。
Society & Business 2025.03.07
3月8日の国際女性デーに向け、ポメラートが「ポメラート・フォー・ウィメン」プロジェクトのキャンペーン動画を公開。ジェーン・フォンダをはじめとしたさまざまなサポーターが、家庭内暴力の根絶を訴える。
2017年からコミュニケーションプラットフォーム「ポメラート・フォー・ウィメン」を展開するポメラート。毎年国際女性デーには、社会に影響力を持つサポーターたちとともに、家庭内暴力をはじめ、女性を取り巻くさまざまな問題に対するメッセージ動画を発信してきた。
「女性の3人に1人が家庭内暴力に苦しめられている」という衝撃的なデータから始まる今回の動画では、家庭内暴力を受けた女性の多くが、トラウマを呼び起こさないように、そして社会からの批判を恐れて「沈黙」を選ばざるを得ない現状が語られる。
これに対し、イタリア・ミラノにあるヴィータ・サルーテ・サン・ラッファエーレ大学の教授ジャンヴィート・マルティーノは、「家庭内の暴力は個人の問題ではない」と断言。ポメラートCEOで、ポメラート・フォー・ウィメンの創設者でもあるサビーナ・ベッリは、「家庭内暴力は共通の痛みとして、私たちの社会全体に傷跡を残す。1967年の創業当初から女性を支持してきたメゾンとして、私たち全員が社会の番人という役割を受け入れることで変革が始まると私たちは信じている」と語る。
動画には、初年度からポメラート・フォー・ウィメンのアンバサダーを務める女優のジェーン・フォンダ、女優で監督、プロデューサー、活動家でもあるアメリカ・フェレーラ、オリンピック選手のマッティア・フルラーニらも出演。「希望はあります。助けもあります」と、被害者が決してひとりではないと語りかけ、沈黙を肯定するという文化を社会で団結して打破しようと呼びかける。
家庭内暴力に社会全体で立ち向かおうと訴えるポメラート・フォー・ウィメンの2025年キャンペーン動画。
ポメラートでは、家庭内暴力の撲滅に向け、ミラノ初の女性のための反暴力支援センターであるCADMI(Casa di Accoglienza delle Donne Maltrattate)、ロサンゼルスに拠点を置き、家庭内暴力の被害者の経済的安定を目指す団体「FreeFrom」の活動を継続的に支援している。
ポメラート クライアントサービス
0120-926-035(フリーダイヤル)
*配偶者からの暴力に悩んでいることを、どこに相談すればよいかわからないという人はDV相談ナビの利用を。全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、都道府県配偶者暴力相談支援センターに繋がる。内閣府のDV相談プラスでも、相談を受け付けている。