JUKA JAPAN 国籍も世代も役職も超えた女性が集う、Global Women Foundersとは?
Society & Business 2025.11.19
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働くことを通して、社会に良いインパクトを与える女性を応援するフィガロジャポンのビジネス・ウィズ・アティチュード(BWA)。2025年は「楽しみながら舵を取る女性たち」をテーマに、キャリア形成をサポートする事業やアイテムをBWA事務局が選出。そのうちのひとつ、国際的な女性たちのコミュニティ、Global Women Founders(以下、GWF)をクローズアップ。
![BWA2021-Logo-FIN[1].png](https://madamefigaro.jp/upload-files/5e1230df414f36e067bc3bc99048b3d0f6c1e3c7.png)
世界が加速度的に変化するいま、人生やキャリアの転換期に立ち、「居場所がない」と感じる女性は少なくない。そんななか、国籍や世代、役職にとらわれない新しい繋がりを生み出そうと活動するのが、2024年に服部佳代が立ち上げたGWFだ。
「GWFの核は、女性たちがキャリアや人生の第二章を描くための国際的コミュニティであること。多くのビジネスネットワークが成果や役職に基づいた交流を重視するのに対して、『Business second, Joy first(ビジネスは二の次、喜びが第一)』を掲げています。ここでの目的は、肩書や立場を離れ、ひとりの人間としてリセットできる、安心して本音を共有できる環境を提供することです」(服部、以下同)

服部佳代(はっとり かよ):ロレアルを経てDatawordsを共同創設。肩書きに縛られない"第二章の生き方"を探求し、2024年に国際コミュニティ、Global Women Foundersを立ち上げる。国籍や文化を越えて女性たちを繋ぎ、新しい働き方とライフスタイルを提案している。
これまでにフランス、日本、シンガポールで、対面とオンラインで計10回のイベントを開催。ワインを片手に"ひとりの人間"として語らい合う場が好評を博し、これまで延べ150人以上が参加した。参加者からは「異文化・異世代の交流が新しい視点やアイデアを生んだ」「肩書を外して人として出会える場は初めて」という喜びや驚きの声が寄せられているという。
「イベントに音楽やアートを取り入れることで、女性たちが自分自身に戻り、自然体で交流できる貴重な時間となっています。これこそが、既存のネットワークが提供し得なかった、相互刺激と新しい価値創造の場なのではないでしょうか」

新たな挑戦のための、自分の居場所創り。
GWF立ち上げのきっかけは、働く女性たちが往々にして直面する「キャリアやライフステージの転換点における孤立」という課題意識だった。
「所属や肩書を重視する社会において、特にフリーランスやキャリアの転換期にいる女性は過小評価されがちです。しかし、彼女たちは豊かな経験と独自の視点を持ち、社会に新しい価値を生み出せる存在。だからこそ、成果や役職ではなく、"人としての物語"を共有できる場を提供することで、自己肯定感と次のステージへの挑戦意欲を高め、社会に新しい可能性をもたらす力になりたい。そう考えました」
GWFは、現在約80名のコアメンバーを擁するコミュニティに発展。子育てや介護をしながらでもオンラインで参加できる環境を整え、多様な背景を持つ女性を繋ぐプラットフォームへと進化しているという。
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コミュニティから「インキュベーション」へ。
女性たちが安心してリセットできるコミュニティを提供する服部が、次に見据えるのは、GWFでの対話や出会いを通じて生まれたアイデアを形にすることを支援する、オンライン型のミニ・インキュベーションだ。
「従来のインキュベーションは、そのアイデアの事業性やビジネス規模、資金調達を見据えての支援が多かった。けれど私たちのインキュベーションの核となる価値観は、「Fun(楽しさ)」「Social for Good(社会への還元)」「Happiness & Fulfillment(幸せと充実感)」の3点。資金や規模に縛られず、オンラインで世界中の仲間やメンターと繋がりながら、試行錯誤を楽しむ女性を応援する。そして参加する人が、新しい生き方を実感できる場を設計していきたい。そうして生まれたプロジェクトは、きっと社会に大きなインパクトを与えるはずです」
コミュニティとオンライン・インキュベーションを通じて、肩書に縛られずに多様な挑戦をする女性を増やす。彼女たちの姿は次世代のロールモデルとなるーーそう信じて、服部は活動を続ける。
「GWFは、国境も、年齢も、肩書もいらない女性のためのソーシャル・クラブ・コミュニティ。女性たちが安心して本来の自分に戻り、ワクワクしながら次の一歩を踏み出す。その経験や繋がりが社会に新しい視点と価値をもたらす、そんな場所を創造していきたいです」
text:Emi Mizutani(Routusworks)





