NMWA日本委員会、世界へ羽ばたく女性作家5人を選出。
Society & Business 2026.02.11
米国ワシントンD.C.を拠点に、世界各国の女性アーティストを支援するNational Museum of Women in the Arts(NMWA/米国女性美術館)が、2027年、創立40周年を迎える。その記念事業として開催される国際展覧会「Women to Watch 2027」に向け、NMWA日本委員会が推薦する日本人女性現代美術作家5人が選出された。
選ばれたのは入江早耶、風間サチコ、宮永愛子、村上華子、米田知子。彼女たちの作品を紹介する日本連動展「A Book Arts Revolution」が、3月4〜29日、表参道ヒルズのギャラリー、AND COLLECTIONで開かれる。

ワシントンD.C.にあるNational Museum of Women in the Art(NMWA)。photography: John Mannarino
NMWAは、女性アーティストに特化した世界初の美術館。作品の展示・収集を通じて、女性作家を支援してきた。世界各国の委員会と連携し、女性アーティストの国際的な可視化を目的とした展覧会シリーズ「Women to Watch」を2〜3年ごとに開催している。

NMWAのコレクションには、フリーダ・カーロの作品も。photography: Derek Baker

NMWAの常設展の様子。photography: Joy Asico-Smith
2027年には、NMWA創立40周年を記念した第8回展が米国ワシントンD.C.で開催予定。今回のテーマは、「A Book Arts Revolution」。デジタル時代における「読む」という行為を起点に、ブックアーツの現在地と可能性を再考する試みだ。
日本の女性アーティストの支援・発信力強化に取り組むNMWA日本委員会はこのほど、同展に推薦する日本候補作家5人を選出。今回、Women to Watch 2027に先駆けて、現代社会を多様な視点から映し出す彼女たちの作品を紹介する日本連動展を開催する。
日本連動展は今回で2回目。候補作家の選考は、国立新美術館学芸課長の神谷幸江氏によって行われた。選ばれた5人は国際展に推挙すべき重要なアーティストとして、独立した評価と支援が行われる。
また2027年度展から、各国の候補作家に、国際共通の「支援金制度」が導入される。アーティストの継続的な創作活動を支援するためで、支給額は「各国の公的統計に基づく平均収入の約2週間分」。日本委員会では複数の統計資料を参照し、24万2千円を支給額として定めた。
今後、米国NMWAのキュレーターチームが、各国委員会が推薦したアーティストたちを国際的な展示構成の観点から総合判断。それぞれの国から1名ずつ選出し、その作品が、Woment to Watch 2027で展示される。
ワシントンD.C.での国際展に先立ち、国内で彼女たちの表現世界に触れられる貴重な機会。ぜひ足を運んでみて。
Women to Watch 日本連動展『A Book Arts Revolution』
会期:3/4(水)〜29(日)11:00-20:00
会場:AND COLLECTION Contemporary Art
(東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館B2F)
入場料:無料
休館日:なし
主催:NMWA日本委員会
text: Ayumi Yasuda(Routusworks)








