かつての「まずい料理の代表」から大きな進化を遂げているイギリス料理。若手シェフが香港で手がけるのは、アジアのエッセンスを取り入れたモダンなイギリス料理。
豚肉は味噌やポン酢など和の調味料をプラス。「Roast British Pork Belly」358香港ドル。カクテル「Men of The Cloth」138香港ドル
燻製したマッシュルームのピュレに松の実とオイル、四川コショウを揉み込んだ豚の三枚肉……。どの料理も、ひと口食べるとエキゾティックな香りがふっと広がる。「イギリス料理は香りが鍵。香り付けした肉のオーブン焼きは定番」と話すのはシェフのアーロン・ローデス。本場の哲学は守りながらも、醤油など中国や日本の調味料も取り入れているため、イギリス料理を食べ慣れないアジア人にもほっとする味。重厚な家具に定評のある、オーナーのティモシー・オルトンによるインテリアも見もの。
森の香りを濃縮したようなキノコの前菜は、松の実と燻製マッシュルームのピュレがアクセントに。「Mushrooms & Pine」178香港ドル
レストランの隣にはティモシーの家具店があり、レストランで使用する食器はすべて購入することができる。
「イギリスはシーフードも肉も種類豊富。英国料理はフィッシュアンドチップスだけではないですよ」と笑う、シェフのアーロン。
INFORMATION
Gough’s on Goughゴフズ・オン・ゴフ
香港中環歌賦街15號
15 Gough Street, Central
2473・9066
上環
18時30分〜22時L.O.(月) 12時〜14時30分L.O.、18時30分〜22時L.O.(火〜木) 12時〜14時30分L.O.、18時30分〜22時15分L.O.(金、土) 休)日 予約したほうがいい
AMEX、MASTER、VISA
photos : AMANDA KHO, coordination : MIYAKO KAI
※掲載情報はFIGARO 2018年2月号より抜粋
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