専門分野に特化することでコミュニティの場として愛される、ニューヨークの小さな書店。最新の書店事情を知る本を愛するインスタグラマー、ウーリが、おすすめの4店をご案内。
地下鉄で本を読んでいる人に声をかけ、どんな本を読んでいるのか即席インタビューをしてインスタグラムにアップ。
本好きかつ人好きなウーリ・ビュ ーター・コーエンは400もの市井の人々のリアルな読書事情を見てきた。
ウーリいわく「ベストセラー本を読んでいるのかと思いきや、とにかく細分化されていて。細かな希望にも応えてくれる、どんな本でも手に入るのもこの街のいいところ」と語る。
ネットの影響で大型店の勢いは減少傾向にあるが、「小さい書店はオーナーの趣味趣向がはっきり表れていて刺激的。著者が来たり、同じ趣味の人が集まったりと、もはやコミュニティの場」なんだとか。なんでも揃うこの街だからこそ、キュレーションされた書店が魅力的。ニューヨーカー気分でとっておきの一冊を見つけたい。
案内人
ウーリ・ビューター・コーエン Uli Beutter Cohen クリエイター、ライター
ドイツ出身。コミュニケーションのコーチ業を務めたのち結婚し、渡米。2014年から地下鉄で出会 った人と本をインスタグラムで紹介する活動を続 けている。www.subwaybookreview.com
※掲載情報は「フィガロジャポン」2016年9月号より抜粋
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