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鴨鉄専門店で、合鴨の旨味をしゃぶしゃぶで堪能する。

2018.07.26

Osateiおさ亭

文明開化を象徴する牛鍋が、横浜で生まれて100余年。いまでは、ヘルシーで滋味深い合鴨肉を鉄鍋で楽しむのが横浜っ子の新スタンダードだ。 

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前半は、炒めた合鴨の皮から抽出した脂で焼き野菜を楽しみ、後半は合鴨のロースやつくねをしゃぶしゃぶでいただく。一度で二度おいしい「鴨鉄」1人前¥3,024(写真は2人前)

合鴨を鉄鍋で提供する、鴨鉄の専門店「おさ亭」。2003年の開店以来、お酒を楽しみながらしっぽりとした時間を過ごせる大人の隠れ家として知られている。

看板料理の鴨鉄は、まず鴨の脂を鉄鍋で抽出することから始まる。鴨の皮をじっくりと低温で炒めることおよそ20分。きつね色になった皮を取り出す頃には、鴨のジューシーな脂で鍋がひたひたに。その脂で、肉厚のシイタケとシュンギクをさっと炒めるのだが、鴨の旨味が染み込んだ野菜を、相性抜群のおろし大根と醤油のタレに絡めて食すおいしさといったら!

次に、合鴨がらと昆布の合わせ出汁を鉄鍋に入れて、合鴨のロースやつくねをしゃぶしゃぶで。ほんのりと色づいたやわらかい胸肉は、軽やかでありながらも風味豊かで、日本酒や焼酎、赤ワインが進む。コース料理(1人前¥4,860)なら、鴨鉄に加えて前菜や副菜2品、デザートまで楽しめる。大事な人とゆっくり味わうのにおすすめだ。

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シュンギクとシイタケは、火が通ったら特製醤油とともに。湧き立つ芳ばしい香り、脂のはじける音もご馳走だ。

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自慢の合鴨は、有機農法で育てられたつくば産のものを使用。10秒ほど湯にくぐらせて、ロゼ色になったら食べ頃。

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落ち着いた雰囲気の店内では、最大12名まで収容できる掘りごたつ仕様の席のほか、テーブル席や個室も用意。

INFORMATION

Osateiおさ亭

横浜市中区山下町98 GSハイム山下町1F

045・663・8891

元町・中華街駅(みなとみらい線)

17時30分~22時L.O.(鴨鉄がなくなりしだい終了) 休)日、月(4月~10月のみ) 予約したほうがいい(コース料理は前日までに要予約)

AMEX、DINERS、JCB、MASTER、VISA

osatei.com

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CREDIT

photos: HIROYUKI ONO, réalisation: ERI ARIMOTO

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