Marimekko マリメッコ本社&工場へ! シトウレイのスペシャルレポート。

Travel 2018.09.11

ウニッコ柄に代表されるマリメッコ。その誕生地フィンランドのヘルシンキへ、ストリートスタイル・フォトグラファーのシトウレイが旅に出た。マリメッコの本社と工場を巡る、スペシャルな体験を撮り下ろし写真とともに紹介する――。


ヘルシンキに来た目的は、マリメッコの本社見学!
全世界で展開されているすべてのマリメッコのファブリックが、ここで作られているんです。どんどんと生地が出てくるのは圧巻!

20180911-marimekko-3-01.JPGシイルトラプータルハ / 家庭菜園柄。これ私のホテルのクッションにあった柄だ! なんか嬉しい……!

20180911-marimekko-3-02.JPG見てー!!! すごい大判のウニッコ柄!

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図らずも同じ生地のジャケットを着てたので、思わず一緒に写真を撮ってもらいました。嬉しすぎてめっぽうデレデレしてますね。ピースとかしちゃって舞い上がっていてすいません。

「レイ、見て。布の端に、この柄を考えたデザイナーの名前、生まれた年、デザイン名がプリントされているの」って案内をしてくれたマーリットが教えてくれる。

あぁ、もうマリメッコのことを好きなのは、こういうところ!
企業デザイナーは得てして名前が出ないアノニマスなものだけど、マリメッコではそうはしない。名前を残すということは、彼ら彼女らに対する、そしてクリエイションに対するリスペクトの表れだもの。もし私がデザイナーだったら、本当デザイナー冥利に尽きると思う。

もうひとつ感慨深かったのは、働いている人たちが当たり前のように自分が作っただろう服を着て働いてるところ。彼らがマリメッコを愛しているのが自然と伝わってきて。

マリメッコは働いている人たちをリスペクトしていて、
働いている人はマリメッコを誇りに思い、愛してる。

この関係性の健やかさがマリメッコのいちばんの魅力なのかなって話を聞いてて改めて感じたり。
そんな健やかな企業風土というか、DNAみたいなものがクリエイションにも投影されているんだろうなって。そういうの、本当に尊敬する。素敵以外の何物でもない。

あ、そうそう! 今回は特別にマリメッコの心臓の部分! 貴重なデザインのアーカイブがそろったお部屋に案内してもらったんです(僥倖!)

20180911-marimekko-3-04.jpg過去から綿々と続く貴重なアーカイブ一覧。温故知新。デザイナーにとってはインスピレーションを受けたり、クリエイションを深めたりする貴重な場所。

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「ほらこの服を見て。いま僕が持っているこの紙を切り貼りしてモザイクしたクリエイション(右)が、実際テキスタイルになって、レイたちが着る服(左)になったんだ」
マリメッコのプロダクトやデザイン、プリントなんかをすべて担当するディレクターのミンナが説明してくれて。な、なんて贅沢な時間……!!!

今際の際には走馬灯のように一生がフラッシュバックして思い出されるといいますが、多分私このミンナとのあの時間、絶対的に確実に!走馬灯インなコンテンツだと思う。

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興奮冷めやらぬ工場見学ツアーをひととおり終えた後は、社員食堂Maritori(一般開放されてるから、誰でもランチを楽しめます)でオーガニックランチ。

ここで働いてるウェイトレスさんが可愛くて思わず撮らせてもらって。

20180911-marimekko-3-07.JPGこの柄×柄の組み合わせったら!

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あーん、このナイススマイル!!! Kiitos!

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みんなでワイワイご飯を食べてたらあっという間にフライトの時間。
最後にみんなで記念撮影。

ドライバーさんがお迎えにきて、一路機上の人になる。

さ、そろそろヘルシンキ日記はこのへんで。
またお会いましょう! シトウレイでした! Moi Moi!

●マリメッコ本社
Puusepänkatu 4, Helsinki 00880, Finland
REI SHITO
STYLE From TOKYO」を軸に活躍中の日本を代表するストリートスタイル・フォトグラファー。ストリートスタイルの随一の目利きであり「東京スタイル」の案内人。世界的なファッションアイコンとして、さらに企業のアドバイザーなどとしても活躍。2018年11月21日には「シトウレイ FASHION SEMINAR vol.9」に登壇予定。そして大のマリメッコファン。

 

Photos et text REI SHITO

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