北海道のユニークな宿で、忘れられない滞在を。 森に囲まれたマオイクノコヤで過ごす、静謐な時間。

Travel 2019.07.04

大きな北海道には、それぞれの都市・町ごとに魅力がある。その自然を、その魅力を讃えるホテルやB&Bで、ずっと記憶に刻もう。

マオイクノコヤMaoiqnokoya

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宿には工房も併設されており、宿泊客はいつでも利用できる。

新千歳空港にほど近い長沼町は、アーティストや工芸作家が多く住む。こうした作家のひとりが使っていた建物を改修し、滞在制作ができるスペースが誕生。もちろん作家でなくとも宿泊できるが、「家」のついた肩書を予約時に伝えるというおもしろいルールがある。写真家、料理家などのほかに、妄想家、現実逃避家といった一風変わったものもOK。「私は何者であるのか?」という問いかけから始まるこの宿は、静かに自らを見つめる機会を生み出している。

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宿では年2回、作家のうつわや日用品を集め、宿泊客が自由に使える『ten 見て、触れ、使う。』展を企画。この冬には木工作家coguのプレートとボウルを集めた。

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外には森の木々と草原が広がる。この窓から見えるという北海道の大地に沈む夕焼けもまた格別。

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敷地内にはマオイク(写真)とマオイク コンフォートという一棟貸しの宿泊施設もある。

マオイクノコヤ
Maoiqnokoya

北海道夕張郡長沼町加賀団体(マオイク敷地内)
tel:0123-76-9226
全1室 バスタブ付き 
1名¥15,000(1室2名、朝食付き ※連泊割引有) 
www.maoiqnokoya.com

●東京・羽田空港から新千歳空港まで約1時間30分、新千歳空港から車で約35分。札幌市内からは車で約1時間15分。

※『フィガロジャポン』2019年7月号より抜粋

・掲載店の営業時間、定休日、料理の価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。
・宿泊料金は基本的に1室2名利用時の1名分の料金です。
・宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時に宿にご確認ください。

texte : MICHIKO KURUSHIMA

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