ニッポンの小さな旅へ。 【徳島・上勝】エコな旅を山里のおいしいもので締めるなら?
Travel 2021.03.21
人口1500人の徳島県勝浦郡上勝町、宿泊もできるエコな複合施設ワイから車で15分以内の周辺集落には、若者によるサステイナブルなカフェや洗練されたイタリアンレストラン、地産地消のブルワリーなどが点在。エコライフに触れつつ、おしゃれなアドレス巡りも楽しめる。
---fadeinpager---
古い長屋をリノベした、雑貨&喫茶店で四国土産を。
帰りに経由する徳島駅では、長屋を再生したエシカルな雑貨店で四国土産を手にしたい。祖父母から古い長屋を受け継いだ若き女性オーナーが手がけるナガヤ。ここでは瀬戸内の作家もののうつわを多く扱う。なかには、個展ですら手に入りづらい人気作家のものも。併設のカフェでは季節のパフェやケーキを提供。
中央のスペースでは瀬戸内作家の合同展などを行う。食のワークショプも月2回ほどあり。
左から、パッケージもおしゃれな高知ブランド、ダダのオーガニックナッツ 各50g 各¥660 愛媛の人気砥部焼作家、宮内太志のマグカップ¥2,640
左から、乳化剤不使用にこだわったダダ クルミバター 100g ¥1,265 藍染めで有名な徳島の藍と麻を練り込んだペリセージの吊るせる自然派石けん 各200g 各¥1,408
10年以上空き家だった長屋の屋根や壁はそのままに。
ナガヤ
徳島県徳島市沖浜町大木247
tel:088-635-8393
営)12時~18時
休)木、金
www.nagayaproject.com
●徳島駅からJR牟岐線で二軒屋駅下車後、徒歩約10分。または徳島市営バス「ふれあい健康館行き」で終点下車後、徒歩約10分。車の場合、徳島駅から約5分。
---fadeinpager---
地産地消のイタリアンで、徳島の海・山・畑の恵みに舌鼓。
この地の食材に惚れ込んで移住した大阪出身の澤たく和わシェフ。京都有名店での修業時代に仕入れていた、徳島の生命力あふれる野菜の味が忘れられなかったという。特産の藍パウダーやヤマモモなどを隠し味に利かせた絶品イタリアンで、徳島でのエシカルな旅を締めくくろう。
徳島の豊かな畑を食い荒らしておいしく成長した那賀町の鹿肉や、瀬戸内の海の幸を駆使した料理の数々。ディナーは7品コース(¥6,600)と8品のスペシャルコース(¥11,000)から選ぶ。アラカルトは左:県内農家の野菜と阿波ポークのテリーヌが彩る美しい前菜「鳴門金時(甘姫)の冷製スープ」¥1,980 右:肉厚で香り高い黒アワビの低温蒸しを添えた贅沢なパスタ「藍パウダー入り自家製麺タリアテッレ クレソンのソース」¥3,850
左から、ビーツのマルメラータ(ジャム)をつけていただくジビエ「徳島県産雌鹿の炭火焼」¥2,700 ヤマモモの爽やかな酸味が新鮮なデザート「チョコレートムース 巨峰とデラウェア」¥1,000
オープンキッチンのおしゃれな空間。気さくなシェフとの会話も楽しめるカウンター席がおすすめ。徳島駅から徒歩5分の好立地。
シゼント
徳島県徳島市寺島本町西1-31-1 長谷部ビル1F
tel:088-661-1253
営)11時30分~13時L.O.、18時~21時L.O.
休)日、月
https://sizento.net
●徳島駅から徒歩約5分。
●掲載店の営業時間、定休日、価格などは、取材時から変更になる可能性があります。
●宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時に宿泊施設にご確認ください。
*『フィガロジャポン』2020年11月号より抜粋
photos : AKEMI KUROSAKA (STUH)