【白馬】山岳リゾートの遊び方が進化、3つのモダンな宿。

Travel 2021.04.03

日本を代表する山岳リゾートとして名高い長野県の白馬村。登山やスキーが目的でなくても、気軽に山の空気を楽しむために出かけたいスタイルのある宿が増えている。グランピング、リトリート、ホステル、3つのタイプをご紹介!

白馬最高峰のグランピングは、オーベルジュスタイルで。

スノーピークフィールドスイート
白馬・北尾根高原

設えからアクティビティまでをスノーピークがプロデュースする、標高1,200mに位置するグランピング施設。北アルプスの絶景を独り占めできるロケーションに、この施設のために造られた特別仕様の大型テントを設営し、白馬ならではのグランピング体験を提供する。ここでは気鋭の若手シェフによる、地元の食材を生かした創作料理に舌鼓を打ち、食後には焚き火バーで満天の星を楽しもう。翌日は早起きして、山肌が朝日を浴びてピンク色に輝くモルゲンロート(朝焼け)を狙って。山が最も美しく見える一瞬に、グランピングの醍醐味を味わえるはず。

2103xx-hakuba2-02.jpg山麓からリフトでアクセスしたら、カモシカラウンジでアペリティフを。オールインクルーシブなので好みのドリンクを自由に楽しめる。

2103xx-hakuba2-01.jpg北尾根高原の極上の空間(通常はダイニングテントを利用)で美食を堪能。

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施設の特徴のひとつが、ピエモンテやシチリアで修業をしたシェフが手がけるワインペアリングディナーだ。こちらは全7皿のうちのひとつ、「天竜川のアユのフリット」。ワインはすべて稀少な信州ワインをソムリエがセレクトしてくれる。

2103xx-hakuba2-04.jpgデザートは川中島のモモ。液体窒素でシャーベット状に仕立てたソースを添えて。

2103xx-hakuba2-05.jpgダブルベッドを2台備えた宿泊用テントは星付きホテル並みの設え。

Snow Peak Field Suite Hakuba Kitaone Kogen
スノーピークフィールドスイート 白馬・北尾根高原

長野県北安曇郡白馬村北城4487- 4
白馬八方尾根・北尾根高原内
tel:090-2524-4555 
全8室 露天温泉付き
1名¥77,000~(1室2名、3食付き)
https://fieldsuite-hakuba.com

●白馬駅から車で約10分。長野駅・白馬駅から無料送迎あり。

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北欧デザインに触れる、モダンなセルフリトリート宿。

ハルタ 白馬

上田市に拠点を構え、北欧にならった空間デザインを行うハルタが待望の宿をオープン。ハルタが提唱する、環境にも人にも優しいサステイナブル住宅、ハルタ ハウスの体験施設としてアピールする。セルフリトリートをテーマにした館内には、石風呂ミスト浴施設を併設。ウェグナーのベッドフレームにボーエ・モーエンセンのチェアなど、数々の北欧ヴィンテージ家具で彩られた客室は一見の価値あり。

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客室「スティルク」には、コペンハーゲン市役所に採用されていたルイス・ポールセンのランプが。

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上田の小麦を使ったハルタのライ麦パンと、地元野菜や季節のフルーツを使ったヘルシーな朝食。

2103xx-hakuba3-03.jpgダイニングにもハルタの倉庫から選りすぐった北欧家具がずらりと並んでいる。

Haluta Hakuba
ハルタ 白馬

長野県北安曇郡白馬村北城新田10846
tel:0261-85-2087
全8室 共同スパ付き 
1名¥13,200~(1室2名、朝食付き) 
https://haluta-hotels.com

●白馬駅から車で約5分。

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カジュアルに使える、カフェバー&ホステル。

アンプランヴィレッジ白馬

東京で数軒を展開する人気ホステルが白馬に初進出。古いスキー民宿をリノベした建物の1階にコーヒー豆にこだわるカフェ、地下1階には深夜営業を行うバーを併設。カフェの少ない栂池エリアにあって、ツーリストのみならず地元民の憩いの場になっている。宿泊客向けにはピクニックセットの販売や星空観察ナイト、キノコの種植えなどのイベントを不定期に開催。白馬の自然を楽しむ演出が満載だ。

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本格的なラテアートが楽しめる。オンシーズンを迎える冬季にはスキレットを使ったホットミールも。

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コーヒー豆は逗子のロースタリー、ダークアーツコーヒーから。¥440。キッチンで焼き上げる自家製グラノーラはお土産にも。50g ¥200〜

Unplan Village Hakuba
アンプランヴィレッジ白馬

長野県北安曇郡小谷村千国乙12840-1 
tel:0261-85-4845
営)カフェ:11時~15時30分 バー:21時~深夜 ※冬季は営業時間延長
休)月~金
https://unplan.jp/hakuba

●白馬駅から車で約15分。

●掲載店の営業時間、定休日、価格などは、取材時から変更になる可能性があります。
●宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時に宿泊施設にご確認ください。

*『フィガロジャポン』2020年11月号より抜粋

photos : YASUYUKI TAKAGI, réalisation : RYOKO KURAISHI

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