憂鬱な月曜日とうまく付き合うには?
Beauty 2018.01.29
山口華恵
月曜日のなかでも、とりわけ1月第3月曜日は、1年で最もうつ状態になりやすいのだとか。photo:iStock
あなたは月曜日に、会社に着いた途端、家に帰ってゴロゴロしたくなりませんか。以下の5つの秘訣に従って、 週の始まりの憂鬱な気分とうまく付き合いましょう。
あなたが月曜日に憂鬱な気分をいつもに増して感じるとすれば、それはごく普通のことです。イギリス人の心理学者クリフ・アーネル医師が2005年に行った統計によれば、1月の第3月曜日は1年で最も憂鬱な日だそうです。無論、これが定説であれば、週の初めは辛く、一時的に鬱状態に陥るものだというわけです。
心理学者でコーチでもあるボリス・シャルパンティエ氏(以下シャルパンティエ氏)は月曜日に起こる一時的な鬱状態の理由を以下のように述べています。
「楽しかった週末へのノスタルジー、多くの人が休暇を取っている時に自分は働かなければならない不公平に対する不満、またもっと極端な症状は鬱や燃え尽き症候群の警告サインといえるでしょう」
週の始まりに起こる鬱状態は、やり過ごすことができません。心理学者が奨める以下の5つの秘訣を試して乗り切りましょう。
1. 週末を上手に活用する
月曜日に気分が落ち込んでいるなら、日曜日に休養を十分に取っていないのかもしれません。翌週のために、次のことを覚えておきましょう。
月曜日をやり抜くためには、頑張る必要があります。もし週末にゆっくり休養をとれば 、週の始まりにバタバタすることは減るでしょう。「月曜日を効率よくするためには、週末に本当の意味での休暇を取ることが重要です。そのためにも仕事のことは考えず、仕事のメールを確認することなども避けましょう」とシャルパンティエ氏は述べています。 別の言い方をすれば、自分を甘やかすような休息とリラックス方法も賢い選択といえるでしょう。
2. これからの予定を計画する
月曜はたいてい忙しいものです。「 月曜には重要な会議や大がかりな企画は避けて、先手を打つのがよいでしょう 。合理的に仕事を処理するためには、シンプルなTO-DOリストを作り、先週できなかったことから着手し、先延ばしを避けましょう」とシャルパンティエ氏はアドバイスしています。
3. 1週間を前向きに思い描く
「1週間の予定を大げさに計画するよりも、楽しい毎日を想像し、『今週はどんなシーンで達成感を得られるだろうか』とか『今週はどんな楽しいことが起こるだろうか』など、 自分に前向きな質問を投げかけて気持ちの切り替えをしましょう。その日の行動を認識することは、最終的に前向きな姿勢につながっていきます。 『〜にやりがいを感じる』『このプロジェクトを達成した』『嫌な電話に対応した』など、その日にできた誇れることを3つ挙げてみてください」とシャルパンティエ氏は言います。
4. プライベートの外出予定を立てる
「プライベートの予定を入れておくと、週の始めから新たな活力が湧いてきます。プライベートの予定を事前に決めておけば、 日常生活の管理がしやすく、規則正しく1週間を送ることができるのです。たとえばどんな予定かって? ランチ、食前酒のホットワインを友人と楽しむこと、家族との夕食会などです」とシャルパンティエ氏は付け加えます。
5. ほぼひとりで働くことのメリットについて考えてみる
会社の廊下をひとり大股で歩く自分を想像してみましょう。確かに笑みが溢れるかもしれませんが、ひとりで働くことはよいことばかりではありません。シャルパンティエ氏は「たとえば長期休暇など、会社で働いているからこそ得られるメリットについていま一度考えてみましょう」と述べています。物事をよい方にとらえられるように、今日からできることはないか、考えてみましょう。
texte : madame.lefigaro.fr, traduction : Hanae Yamaguchi
山口華恵
翻訳、ライター