ヘアスタイルの参考に? セレブの大胆イメチェン。
Beauty 2019.02.07
新しい年は新しい髪型にトライしたい――インスピレーションを探しているあなたには、最近新しいヘアスタイルに挑戦したスターたちが参考になるかもしれない。ピンクのヘアカラー、ますます短くなるボブ、眉上でばっさりカットした前髪などなど、セレブたちのイメージチェンジをチェックしてみよう。
前髪を大胆に切ったエマ・ロバーツ。(ニューヨーク、2017年11月15日/ロサンゼルス、2018年1月11日)photos:Abaca
バラ色の人生。
刺激的なカラーは思春期の若者やパンクミュージシャン、日本文化を愛する人たちの特権ではない。いまやレッドカーペットさえも席巻しつつある。ピンクだって例外ではない。最近ではエル・ファニング、メイジー・ウィリアムズ、ジョージア・メイ・ジャガーが髪をピンクに染めている。社会学者のベルナール・アンドリューは、2017年の『マダムフィガロ』誌のインタビューで、この流行を「成人を迎える前の通過儀礼、つま、きちんとした社会人になる前に注目を集めることであり、同時に子ども時代を延長するためのひとつの手段」と解釈している。こうした若いスターたちはその一例だ。
そこまで大胆ではないカラーを選択したスターもいる。スカーレット・ヨハンソンはブロンドの髪を褐色に変えた。アン・ハサウェイは役柄に合わせて赤毛に染めている。シャルロット・ゲンズブールとレイトン・ミースターが選んだのはプラチナブロンドだ。
ショートに近づくボブ。
流行に乗って、すっきりとしたボブを取り入れたスターもいる。ボブといっても、グラデーションやレイヤーはなし。装飾を排したシャープなカットが現在のトレンドだ。マーゴット・ロビーとシアーシャ・ローナンのふたりが、昨年のアカデミー賞授賞式にこのヘアスタイルで登場。クラシックなヘアスタイルとドレスに現代の空気を吹き込むというのが、ふたりのヘアスタイリスト、アディール・アベルジェルとブライス・スカーレットの共通の意図だったようだ。評判は上々だった。
長い髪にこだわらないという人なら、さらに上を目指しては。お手本にしたいのは、耳上で短くカットしたエミリア・クラークや、丸刈りにするという思い切った決断をしたドリー・ヘミングウェイ。どこまで短くするかは、イメージチェンジを求めるあなたの気持ち次第だ。
前髪を下ろす。
ハリウッドでは前髪ありのヘアスタイルが大人気だ。スターたちの間では特に、イリーナ・シェイクやミラ・クニスのような短い前髪が好まれている。若手女優であるふたりのエマ(ワトソンとロバーツ)も、昨年ハリウッドで開催された授賞式では、揃って前髪を眉上で短く切ってレッドカーペットに登場した。こちらの評判はまあまあといったところ。
この「眉上バング」、数日経つと普通の前髪になってしまうが、人によっては伸びたらそれまでと割り切っているようだ。実際に挑戦する前に試してみたいという人には、ウィッグという手もある。また、上で紹介したような新しい髪型に興味はあるものの、そこまで変えるのはちょっと、という人には、インスタントカラーやなんちゃってボブがおすすめだ。
texte:Julia Avellaneda (madame.lefigaro.fr)