暑さが身体に与える影響とその対処法。

Beauty 2019.07.08

イライラしたり、食欲が減ったり、元気のない表情になったり……2日以上そんな症状が頻繁に続いてはいないだろうか? 気温の上昇がその理由といえる。

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暑さが身体に与える影響とは。Photo: iStock

暑い日が続くと、あくびとため息を交互に繰り返し、地下鉄からオフィスまで重い足を引きずることさえもできなくなる。エネルギーがなくなり、普段よりイライラしやすくなる。あまりに暑いと、確かに私たちの振る舞いは影響を受ける。パリ在住の医師レミ・ミフス氏、栄養士のアレクサンドラ・メルシェ氏、一般医のザビエ・バロンギュ氏らがこの現象を解明してくれた。

やる気がなくなる

暑さは私たちの疲れ具合に直接影響する。「ものすごく暑い時には体温も上昇します。身体はその暑さを調節するため、エネルギーを消費しなければなりません」とメルシェ氏は説明する。

暑さは、疲労、頭痛、そして時には吐き気を引き起こす。さらに、水分が損なわれ、特に発汗によって塩分(ナトリウム)が損失されて、身体に疲労感をもたらす。「汗をかくと、水分と塩分が失われて急激にやる気が失われます。ですから手持ちの水ボトルに少量の塩を混ぜて補うとよいでしょう。また血液濃度が急激に変化して気分が悪くならないよう、水は少しずつ摂取するとよいでしょう」とミフス博士は述べる。

運動能力の低下

気温が30度にもなると、身体にとっては堪え難くなる。「私たちの筋肉の能力は熱とともに減少します。重い身体を引きずるかのようになり、特に十分に水分補給しないと、スポーツに対する抵抗力も弱くなります」と栄養士のメルシエ氏は言う。「また身体の回復に苦労し、そして反射も弱くなります。すると素早く歩くことが難しくなります」とミフス氏は言う。

食欲不振

「食欲が減退するのではなく、実際には気温のせいで通常より少ないカロリーしか必要がなくなるのです。そして軽めの食事を好むようになるのです」と医師のバロンギュ氏は分析する。一方、冬はというと、身体を温めるためにもっとカロリーを必要とし、それによって食欲も増すのだ。身体は食べ物自体より、体温を下げることを重要視する。「食事や消化などより多くの努力を避けようとするのです」とメルシエ氏は言う。

イライラする

気温が上がると、気分にも影響が出る可能性がある。「汗をかき、不快感が増します。つまり、私たちはイライラし、興奮しやすくなるのです」とミフス氏は言う。また、暑さに慣れていないと、いっそう高温によって刺激を受けるのだ。バロンギュ氏は太陽のもたらすポジティブな効果を強調する。「太陽はネガティブよりも全体的にポジティブな効果をもたらします。士気が上がり、優れた抗鬱剤のような作用があります」

性欲の低下

春に太陽が戻ってきてホルモンバランスが崩れると、さらに夏の暑さによって一部の人は性欲を失う。「日陰にいても30度を超える場合、激しい活動をしたくなるものです。気温は私たちの身体のコンディションに影響し、一時的な性欲低下を招くこともあります」とメルシエ氏は認める。

暑い時に従うべきルール
・のどが渇く前に、1日を通して少量で室温の水を飲む。
・1日の最も暑い時間帯にはスポーツ活動を避ける。
・トレーニング後、普段より長い回復時間を取る。
・果物や野菜を積極的に摂取し、水分を補給する。

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texte : madame.lefigaro.fr, traduction : Hanae Yamaguchi

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